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パートナーは大丈夫?歯周病菌は感染します♠
こんにちは、院長の岩永です。
検診のため来院される方で、「虫歯はありませんが、歯周病があります」とお伝えしても、「よかった虫歯がなくて」と安堵される方が結構多いです。「いやいや歯周病を放置すると将来もっと困りますよ」とお伝えしても、やはり先のことなのでよっぽど考えている方でないとその場しのぎになってしまいます。
さてどうしようか?考えた結果….よしこれだ!!
タカラテレシステム(株)から引用
位相差顕微鏡を購入いたしました。
歯周病の患者の歯垢を採取し、顕微鏡を覗くと様々な細菌が見えます。口腔内には300種類以上の細菌が住んでいますが、その中の20種類は歯周病に関係のある菌です。中でもスピロヘータというかなり悪い菌が存在します。
スピロヘータ感染で発症する病気には、梅毒、回帰熱、歯周病などがあります。顕微鏡で見ると細長く、回転運動やくねらせる動きをしています。(かなり気持ち悪いです)感染経路としては、不衛生な環境から感染することが多いです。パートナーの方が重度の歯周病だと、スピロヘータを相手にも感染させてしまう可能性があります。よく磨かけている方でも、なかなか症状が治まらない場合
もしかしたら、感染経路がどこかにあるのかもしれないことを疑ってください。
治療法としては、ブラッシング、含嗽剤ですが改善が見られない場合(スピロヘータが多い)は抗生物質や抗真菌剤が必要になってきます。先のことを考えて、お早めに治療をすることをお勧めいたします。
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