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歯の神経の治療
今回は、歯の神経の治療について書きたいと思います。
歯の神経を治療することを、歯科用語で根管治療と呼びます。根管治療はどのような時にするかといいますと…
- 虫歯で神経を取るとき
- 歯の内部や周囲が細菌感染している時
1ですと、神経を完全に除去し痛みがおさまれば薬を詰めて終了です。
2ですと写真のような腫れも引き、痛みが取れ内部がきれいになれば薬を詰めて終了となります。しかし、根管治療は時として難しい時があります。
根管治療が難しい症例
- 臼歯部でお口があまり開かない方は、器具が入りにくいので回数が増えますし大変な時があります。
- 神経が太い時。経験上、神経が太い方は、打診痛がなかなかひかない時がございます。
- 根管が多数ある場合。通常より根管が多い場合は時間がかかることがあります。
- 根管が狭窄していたり、弯曲している時。右図
以上のことが難しい理由で、歯科医院に何度も足を運ばなければなりませんし、予後が悪く結果的に抜歯になる可能性が高くなります。そしてこれらのことは、患者様ご自身では個人の歯の性質、形態なのでどうすることもできません。ですので定期検診を受け虫歯を早期に発見することが一番の解決法なのです。
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