• くいしばり 咬筋部へのボツリヌス注射

    こんにちは、院長の岩永です。今回は、咬筋部へのボツリヌス注射に関して簡単に話したいと思います。

    ボツリヌス注射で、よく耳にするのが、美容目的で顔のエラを小さくすることにより、小顔を効果を期待することだと思います。歯科では、ボツリヌス注射を使用する目的は主に歯ぎしりやくいしばりによる、歯や歯周組織、顎関節を保護することです。エラが張っているからという美容目的では許可されておりません。結果的には小顔になりますが。

    ボツリヌス注射で有名なのはボトックスですが、これは商品名でアメリカのアラガン社が製造しており、実際にはボツリヌストキシンを用いた注射は、代表的なもので4種類あります。当院では歯科で認められている「ニューロノックス、ノボタ」を用いており、安全性と効果が科学的にも示されております。

    (株)テルナジャパンより引用

     

    効果は、始めは3~4カ月ですが、定期的に打っていくと効果が少しづづ延びていくこともあります。効いているかどうかを判断する指標として、食事するときに咬筋部が疲れるかどうかをみます。また、外見上、咬筋肥大がある方は、縮小しているかどうかも指標となります。勘違いされている方も多いと思いますが、決して歯ぎしりやくいしばりがなくなるということではありません。ボツリヌストキシンの効果で期待することは、筋肉を弱らせ過度の力を無くすことにあります。

    噛みしめにより、歯が喪失してしまうことは頻繁にあり、ブリッジやインプラントをしても、噛む力をコントロールしなければ数年後にダメになってしまいますので、睡眠時のマウスピースや咬筋部へのボツリヌス注射が必要不可欠になります。

    *1アンプルで2.5cc,100単位の製剤をつくれますので左右に約1.0cc,40単位ずつ注入いたします。通常は0.5ccずつ2回に分けて注入いたしますが、筋肉が強い方や以前あまり効果がなかった方は、左右に1.0cc,40単位を1回で注入いたします。

     

     

     

     

     

  • たかがイビキだとおもわないで~睡眠時無呼吸症候群

    こんにちは、院長の岩永です。今回は、睡眠時無呼吸症候群に関して簡単に話したいと思います。

    睡眠時無呼吸症候群とは,何らかの原因で睡眠中に無呼吸の状態が数秒から数分続くことによって、日中の眠気や頭痛、血圧が上昇し心臓・血管に負担がかかる病気です。就寝中に、イビキなどでご家族やパートナーから指摘され発覚することが多いです。

    眠気がとれないと集中力が続かず、仕事のパフォーマンスの低下、運転中の事故の可能性など生活に支障がでます。また、血圧上昇などの循環器系の病気の発症のトリガーにもなります。

    歯科では、口腔内装置(OA)を用いて治療をおこないますが、保険範囲内で行うためには医科からの紹介、検査データが必要となりますので、必ず医科を先に受診していただくことが必須となります。また、口腔内装置を作製前に虫歯、歯周病の治療が必要となります。

    OAを日常的に使用できるようになるには、慣れが必要です。最初は1日おきなど無理をしないで、徐々に慣れていくことが大切です。

    OA(口腔内装置)

    睡眠時無呼吸症候群 紹介ページ

    https://www.iwanaga-dental.jp/dental/osas/

     

     

  • 歯は生きている

    こんにちは、院長の岩永です。皆様、いかがお過ごしでしょうか?師走ということで、お忙しいと思いますが、無理をせず、忘年会もスルーして体調管理にお気を付けください。という自分ですが、忘年会後から、めったにかからない風邪を引いてしまいました。(現在は完治しております)おそらく原因は、忘年会中に異業者の知り合いに歯科治療について熱弁し過ぎて、喉がカラカラになってからだと思われます。決まって集まりがあると、歯科について質問が四方八方から火の粉のように飛んできます。質問の内容には大体共通点があり、「歯科治療の不満」についてがほとんどになります。やはり、っと思うことばかりなのですが、腑に落ちないことも多々あるみたいです。そのやはりとは、一般に「歯の治療=物の修理」とお考えになられている方が多いということです。ですので何回も通わされる、いつ治療が終わるのかという不満につながる要因の一つになっていると思われます。文章にするとかなり長くなってしまうので省略いたしますが、=ではありません、「歯、歯周組織は生きている」のです。

    患者様へ

    今年も、数多くある歯科医院から当院を選択して頂きとても感謝しております。遠方から来てくださる方も多くなり、信用できる医院として、来年も治療技術、設備、接遇をより一層向上すべく次第です。

  • 歯科治療期間を減らしたい

    こんにちは、院長の岩永です。

    日に日に寒さも増してきて、外出したくない季節がやってきました。ましてや、歯科治療のために外に出るのは、かなり億劫ではないでしょうか?出来れば、治療回数を減らしたいと思います。

    当医院の患者さんの約3割は、電車を使って来院してくださっています。ですので、ご負担にならないように一回の治療に*40分~1時間は確保できるようにしております。また、一時帰国や短期間で治療したい方も同様に治療時間を長めに確保しておりますので、初診時にご相談して頂ければと思います。

    *初診時に問診、診察をしてから、決めていきますので、初回は30分程になります。急性症状がある場合は、一度に治療はできません。また、キャンセルはできませんので、必ず来院できる日に御予約をお入れください。ご了承よろしくお願いいたします。

     

  • 歯並びで顔つきが変わる!?

    歯科助手の三浦です。

     

    きれいな歯並びって憧れますよね。

     

    歯並びが整っているかどうかの目安となる「ライン」があるのをご存じですか?

     

    代表的なものが、下の図

    顔を真横から見て鼻先とあごの先を結んだ線であるEライン(エステティック・ライン)です。

     

    日本人の場合、
    Eラインの線上か少し内側に唇があるのが美しいとされています。

     

    ところが 上や下の歯が前に出ていると、
    横から顔を見たときに
    Eラインより唇が外に出てしまうケースがあります。

     

    矯正歯科治療をすることで、そうした唇の位置をEラインに近づけることができ

    口もとがすっきりして見えるのです。

     

    同じように正面から見て口を閉じたとき
    唇の下に梅干しのようなシワが寄ることがありますが、
    これらも矯正歯科治療で歯を後ろに下げることによって少なくなります。

     

    キレイな歯並びを獲得し、
    笑顔に自信が持てるようになると、
    自然と表情が明るくなります。

     

    矯正歯科治療をして「顔つきが変わる」と言われるのは

    見た目の変化だけでなく、

    精神面による変化もおおいに影響しているといえますね。

     

    当医院では毎月 矯正歯科医による無料相談を実施しています。

    ご興味のある方は 一度相談にいらしてみてください。

     

     

  • “お口ポカン”としていませんか?

    こんにちは 歯科衛生士のおくずみです。

    はじめに私事ですが、2017年10月より長期のお休みを頂いておりましたが

    今年5月から復帰する事となりました。

    患者さまのお口の健康の手助けが出来るよう日々勉強して参ります。

    今後ともよろしくお願い致します。

     

    話は変わりますが、、、

    お子さまがテレビを見ている時、寝ている時、何かに集中している時、気がつくとお口がポカンと開いていませんか?

    お口ポカン

    お口がポカンと開いてしまう主な原因は

    “口呼吸”です。

     

    ○お口が開いているとお口が乾燥し、色んなトラブルの原因になります。

    ・前歯の虫歯が増える。

    ・歯周病菌が増えて歯茎が腫れやすくなる。

    ・お茶などの着色(ステイン)が歯に着いて取れにくくなる。

    ○健康に関わるとっても重要なことが挙げられます。

    ・歯並びや噛み合わせが悪くなる。

    ・風邪を引きやすく、病気になりやすい体になる。

    ・笑っているのに、笑顔が暗い表情になる。

    ・スポーツで力が発揮できなくなる。

    ・睡眠時無呼吸症候群と関係も。

     

    唇にしまりがない、出っ歯である、口を開けて眠る、鼻がつまりやすい、猫背である…

     

    こうした癖や症状は成長期の子供の頃に治すのがベストです。

     

    “鼻呼吸”ができていると、歯並びが良くなり集中力がUPし勉強が得意になったり、運動能力が上がります。

     

    “お口ポカン”のお子さまが100%口呼吸という訳ではないですが、口呼吸しているケースが非常に多いです。

     

    お子さまの“お口ポカン”が気になったらあまり遅くならないうちに一度歯科に相談してみませんか?

     

  • 高血圧症の方の歯科治療

    • こんにちは、院長の岩永です。

    超高齢化社会になり、高血圧症の方が非常に多くなっていると実感します。歯科において、高血圧症の方の治療、特に外科的治療を行うときは必ずモニタリングをします。緊張や局所麻酔などでも血圧が上がりますので、180/110mmHg以上になる場合は、歯科治療を中止し降圧薬や静脈路確保を行うこともあります。

    歯科医師になって、今まで幸いにも生死を分けるような事故は起きておりませんが、先日起きました、お子さんの歯科局所麻酔による死亡事故など、予期せぬことが起こる可能性もありますので、歯科医師だけでなく医院全体で意識をもって診療していくことが、バリアフリーなどだけではなく、医療従事者として今後の超高齢化社会に対する最も必要なことであると考えております。

  • 働き方改革

    こんにちは、院長の岩永です。今年4月から有給休暇の消化(5割)の義務化、残業時間の上限規制など働き方の改革が進められております。安心して、ストレスを過度にかけないように働くことはとても大事だと思うので、個人的には良案だと思います。一方、人材不足の影響をもろに受ける中小企業や歯科医院などの個人経営しているところは、特に難しい問題になると思います。(政府は、体力がなく、法律を守れない会社をつぶそうとしてるのかも・・・当院は今のところ守れております♣)ただ、祝日が他国よりも圧倒的に多い日本に、有給休暇の義務化になると、休日をたくさんとれる国に仲間入りです。これが、良い方向に向かえばいいのですが・・・

     

    何にせよ、長時間働くのではなく、短時間で効率よく働くことが大事だと思います。これからは、量より質を高めていく時代になりそうですね。質を高めるには!

    ・・・・・・

    経営者目線になってしまうのでこの辺にしておきます。

  • 笑顔の1年に

    岩永歯科医院、歯科助手の三浦です。

     

    今日は、歯科医療の現場をテーマにした映画をご紹介させていただきます。

     

    来月公開される映画『笑顔の向こうに』

    この作品、

    “日本歯科医師会”の全面協力のもと製作された映画なんです!

     

    歯科医療の現場で、笑顔を支える人々の活躍を描く心あたたまるストーリー。

    本作はモナコ国際映画祭で

    《最優秀作品賞》を受賞しています♛︎

     

     

    医療ドラマや映画は数多くありますが、歯科医療の作品ってありそうでないですよね。

    映画なので多少の脚色は見られるでしょうが、実際の歯科現場がどこまで忠実に再現されているのか、歯科従事者としては非常に興味深いところです(笑)

    お時間のある方はぜひご覧になってみてくださいね。

     

    さてこの映画は「笑顔」がテーマになっているようですが、

    当医院の基本理念にも・・・

    白い歯で笑顔をつくれ、美味しく食べられるように、皆様のQOLに永続的に貢献する。

    笑顔と歯科のつながりは切っても切り離せませんね!(^ ^)

     

    今年も、歯科のお仕事を通じて、皆さまの笑顔をつくるお手伝いができるよう、スタッフ一同、励んでまいります。

    ご挨拶が遅れましたが、

    本年もどうぞ宜しくお願い致します!

     

  • メタルフリー治療とは

    こんにちは、院長の岩永です。

    歯科でのメタルフリ―治療とは、金属を使わずに詰め物やかぶせ物をする歯科治療のことをいいます。15年位前までは,金属アレルギーがある方のみ施術していましたが、最近では、セラミックスの色調・硬さの向上、CADCAMシステムによる技工作業の簡素化、金属の高騰により金属を使う前装冠治療と金額があまり変わらなくなってきたことから、メタルを使わないオールセラミックス治療が多くなってきております。オールセラミックスというと保険が効かない自費治療となりますが、小臼歯と下顎の第一大臼歯のクラウンはに関してはハイブリッドセラミックス(セラミックスよりも耐久性、色調再現性が劣る)を条件はありますが保険で治療することができるようになりました。(インレーは保険外)

    金属をセラミックスに交換して欲しいという患者さんの治療前後の写真です

     

     

     

    だいぶ明るい印象になりました。金属を取ると3割くらいの確率で虫歯が見つかりますので治療もできて一石二鳥です。なお軽度の虫歯治療は、自費治療の装着物の料金に含まれておりますので、必要以上に金額はかかりませんのでご安心ください。

    また、拡大鏡を用いておりますので歯と装着物との段差を最小限にすることが可能です。

     

  • 歯科で麻酔が効かないケース

    院長の岩永です。今回は、歯科で麻酔が効きづらいケースに関して書きたいと思います。

    大きな虫歯や抜歯の時は、必ず浸潤麻酔を打ちます。この浸潤麻酔薬は、全身麻酔のように常に効くわけではありません。以下のようなケースは効かないこともありますので注意が必要です。

    炎症が強いとき

    膿が溜まっている場所などは、炎症でPHが酸性に傾いていますので、膿の中心に麻酔を打っても全く効きません。また、虫歯で歯が痛い時も、炎症でPHが酸性に傾いておりますので効きづらいことがあります。

    骨が硬い時や厚い時

    浸潤麻酔は、歯茎に打って、骨の中を通り歯にたどり着きますが、骨が厚い場合や、硬い場合はなかなか薬液が歯にたどり着きません。下顎の臼歯部などは特に当てはまりますので、他部位よりも麻酔を多めに打ちます。

    下顎臼歯部で歯の痛みが眠れないくらい強い場合は、なかなか効きませんので、症状が初期の状態で治すことをお勧めいたします。

  • 子供の虫歯 学校の歯科検診だけでは安心できない?!

    歯科助手の三浦です。

    新学期が始まり、小中学校では健康診断のシーズンですね。歯科検診も実施され

    当医院にも「学校の検診で紙をもらった」という子供たちの来院がみられる時期です。

     

     

    同じ虫歯でも、大人と子供では進行速度が違うことを知っていますか?

    乳歯や生え替わったばかりの永久歯は大人の歯よりやわらかく、虫歯にかかるとどんどん進行してしまうのです。

    つまり、早期発見・早期治療がとても重要。お子さんは、自分ではお口の変化に気づきにくいということも考え、親御さんが日々しっかり見てあげるとともに、歯科医院でのプロの目によるチェックも定期的に(3、4ヶ月に1回)受けるようにしましょう。

     

    時々あるのが、

    学校の検診では虫歯なしと言われたのに、歯科医院で虫歯が見つかった!

    反対に、歯科医院で虫歯と言われたが、学校では虫歯なしと言われた!

     

    というようなことがあります。

     

    なぜこのようなことが起こるのでしょうか。

    皆さんは、専門家である歯科医師が診るのだから、学校の検診も歯科医院での検診も同じだと思っているかも知れませんが、実は学校の歯科検診にはいくつか不利な点があります。

     

    1.時間が短い

    学校検診では多くの子供を診るので、1人にかけられる時間が短く、じっくりみることが困難です。

     

    2.見えにくい環境

    多くの場合、お互いに向かい合わせに椅子に座って、歯科医師がお口の中をのぞき込む形で検診します。
    この状態ですと、口の中が暗くて非常に見えづらいのです。特に上の奥歯などは歯科医院で見るのとは全然違います!

    歯科医院では、あお向けになって頭の角度を適切にし、無影灯(影ができない仕組みを備えたライト)で見るのでよく見えます。

     

    これらの理由から、学校と歯科医院での検診結果に違いが生じてしまうのです。

    誤解しないでくださいね。けして学校の歯科検診がだめだと言っているわけではありません。

    ふだん歯科にかかる習慣がないお子さんにとっては、学校検診が歯科を受診するきっかけになります。

     

    学校から歯科への受診をすすめられたら なるべく早く受診するようにしましょう

     

     

  • 皆様が来院されるまでにこんな準備をしております

    歯科衛生士のはらだです。

    やっと朝晩の肌寒さもなくなってきましたね。

     

    今回は、岩永歯科医院での裏方(下準備)、皆様が来院されるまでに準備していることについてお話をしていきます。

     

     

    どの職種にも、大切な仕事道具がありますよね。

    これがないと絶対に仕事にならない!というものです。

     

    例えば、

    コックさんであれば包丁だったり、美容師さんであればハサミであったり、外科医であればメスだったり…(私の想像です、違ったら申し訳ありません。)

     

    私たち歯科衛生士だと、

    スケーラー(歯石除去するもの)

    がひとつあげられます。

    このような形で、

    歯肉の下の歯石を除去する(SRP)時に用います。(院長先生より、SRPの説明が載っていますのでそちらもご覧ください。)

     

    このスケーラーは、図のように歯の部位ごとに使い分けられていて、それぞれの歯の形態を探りながら使用していきます。

    このスケーラー、1度使うと切れ味が落ちてしまい、歯石除去にも時間がかかってしまったり、逆に歯石を滑沢化してしまい、歯肉の底に残されたままになってしまうこともあります。

    商売道具が悪くなってしまったらどうするか?

    コックさんであれば、包丁の切れ味が落ちれば包丁を研ぐ、

    美容師さんであればハサミを新調したり、

    外科医であればメスの交換をするかと思います。(私の想像の範囲です、違ったら申し訳ありません)

     

    このように私達もスケーラーの切れ味が落ちると、研いでいます。

     

    包丁もそうですが、研ぐというと簡単のようで難しい…

    研ぐ専門の方がいるように、

    スケーラーを研ぐにも、勉強会にいったり本を読んだり、何度も何度も練習をして最高の切れ味に近づけていっています。

     

    私達も、どの歯科衛生士が研いでも同じように研げるよう練習会を行い、習得してもらっています。

    角度、形態などをみつつ、分度器でしっかり角度を身につける!

    適切な力加減を知る!

    歯周病治療を始めるには、まず道具のメンテナンスをしっかりできること

    これが大切なことだと思っております。

    日々成長していっている猪又さん!勉強熱心です。

    私も指導するにあたり、教科書をひろげ、勉強会の資料を見返したり、初心にかえり、基礎知識を再確認できます。

     

     

    このように、皆様が来院される前に、

    スケーラーを研ぎ、滅菌をかけ、安心安全&最短時間で済む定期検診が受けられるよう日々準備を行っております。

     

    また、新しい機械も

    決められた掃除回数や滅菌の間隔、何曜日に行うかなどをスタッフで話し合い、ルール化することで、機械のメンテナンスとなり、患者様にもいい状態で提供できるようにしております。

     

    日々精進して参ります!!!φ(゚-゚=)

     

  • 糖尿病と歯周病

    歯科助手の三浦です。
    今年もよろしくお願いします☺

     

    今日は 糖尿病と歯周病についてお話していきたいと思います。

     

    糖尿病と歯周病は 全く異なる病気ですが、この2つの病気は関係があることがわかっています。

     

    糖尿病が進行し 高血糖状態が続くと、

    体内の免疫が低下して「感染症」にかかりやすくなります。

    歯周病は歯周病原菌による「感染症」なので、糖尿病にかかると歯周病にかかりやすくなるのです。

    (その確率は健康な人と比べ2倍と言われています。)

     

    そして、この歯周病を治療せずに放置していると……

     

    歯周病原菌から出される毒素が歯肉から血管に入り込み、インスリンの働きを低下させてしまいます。それがさらなる糖尿病の悪化へと繋がり、糖尿病が悪化することにより歯周病も悪化していく…

    負の循環となってしまうのです。

     

     

    糖尿病をお持ちの方は 一度歯周病の検査をされることをおすすめします。

     

  • 今年もお世話になりました!

    受付 兼 助手の みうらです。

    賑々しいクリスマスも終わり、年の瀬が押し迫ってまいりましたね。

     

    今年のよごれは今年のうちに★

    ということで、近所の銭湯で今年の垢を洗い流してきました!

     

    こちらの銭湯は2012年に公開された映画『テルマエ・ロマエ』のロケ地にもなった銭湯で、昭和5年から、なんと90年ちかく続いている銭湯です。

    岩永歯科医院からも徒歩で行ける銭湯なので、行ったことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。

     

    ボタンひとつで湯が沸かせる今日でも、手間のかかる薪でお湯を沸かし続けているというのだから驚きです!( °_° )

    現在は5代目の女将さんが運営されているそうで、歴史を感じますね。

     

    〈 継続は力なり 〉ですね!

     

    この銭湯ほどの歴史はないですが、岩永歯科医院も開業40年程になります。

    今年春 改装工事をしてきれいになったためか、初めて来院された方から「最近できた歯医者さんですか」と訊かれたこともありますが、

    長きに亘り、頑張っています(^ ^)

     

    これからも皆さまと末永いお付き合いができるよう、日々励んでいく所存です。

     

    2017年を振り返ると、前述の改装工事をはじめ、ホームページをリニューアルしたり、観葉植物を設置してみたり、季節のイベントごとの装飾を施したりと、

    「環境整備」ができた1年だったのではないかと思います。

     

    ただ「治す」だけでなく、患者さまをおもてなす「心」のある歯科医院で在り続けたいと思います。

     

    今年1年 大変お世話になりました。

    健康に気をつけて
    どうぞよいお年をお迎えくださいませ。

     

  • 歯ブラシ・歯磨き粉を歯科医院で購入したほうがいい理由

    今回は、歯ブラシ・歯磨き粉を歯科医院で購入したほうがいい理由に関して書きたいと思います。

    大半の方は、ドラッグストアで歯科用製品を購入されていると思います。その時、たくさん同じようなものが並んでいる中、どのように選んでいますか?おそらく最初に値段、次に見た目、そしてフッ素が入っているかどうか?だと思います。ここで一番大切なことは、現在の自分の口腔内の状況にあったものを選ぶことです。しかし、自分の口腔内のことをわかっている方は、定期的に歯科医院に行かれている方を除けばほとんどいないと思います。

    歯科医院の歯ブラシや歯磨き粉は高いイメージがあると思います。歯科医院専用ということもありますが、それよりも口腔内の状況に合わせてどの歯ブラシや歯磨き粉を使ったほうがよいかアドバイスを受けることが何よりも重要です。歯周病でも軽度、重度がありますので選ぶ歯ブラシ・歯磨き粉は変わってきます。当院では、症状に合わせて歯磨き粉や歯ブラシをそろえておりますので、もしお困りの方がいらっしゃいましたらぜひご相談ください。

  • 奥歯で使う詰め物 金属orCRどっちがいい?

    今回は奥歯に使う保険のきく詰め物に関して書きたいと思います。

    最近、メタルフリー治療で金属を使わない治療が注目されています。奥歯は硬いものを砕く場所であり、相当な力がかかりますので柔らかい詰め物ですとすぐに破折してしまいます。また、奥なので虫歯にもなりやすい場所です。理想の詰め物は、強度があり錆びずかつ審美的な材料です。

    これを満たすのはセラミック(e-max、ジルコニア)になります。しかし、これは保険が効かないので高額になり、多くの方は断念します。また中には、どうしても金属を入れたくなく、しかも保険内で治療をしたいという方も大勢いらっしゃいます。

    そういう時は保険内で使われるCR(コンポジットレジン)を使うことになりますが、この材料はかみ合わせが強いところや、大きな虫歯、磨きにくい場所に使用すると2次カリエス(虫歯)になる可能性が高くなりますのであまりお薦めいたしません。むしろ、金属アレルギーがなければ金属にしたほうがいいです。

    また、お子様の治療で、奥歯をすべてCRでなおされているのをよく拝見しますが、2次カリエスが必ずといっていいほどあります。親御さんにとってはお子様に金属を入れたくないと思いますが、金属を用いたほうがいいときもありますので口腔内の状態に合わせてこちらも提案していきたいとおもいます。

  • 仮歯は保険が効かない?

    今回は仮歯について書きたいと思います。

    歯を削った後、ほとんどの場合仮歯や仮詰めをします。仮歯や仮詰を使う目的は、

    • 削った部位の汚染を防ぐ
    • 神経に刺激が伝わらないようにする
    • 咬めるようにする
    • 審美的目的
    • 補綴物が入りやすいように歯肉を健康な状態に保つ

    などが挙げられます。場合によっては使用しないこともあります。また、仮歯は処置内容や部位によっては保険がききません。例えば奥歯(小臼歯から大臼歯)のクラウンの仮歯は保険がつかえないので仮詰(仮歯とは違い歯の型ではありません)にすることが多いです。仮歯を作ってもらいたいときは、治療自体が保険外治療になるか、医院のサービスでつくってもらうことになります。前歯はここ最近保険でできるようになりました。

  • 歯科治療を受けると、なんで何度も通わされるのか?

    前回に引き続き、歯科治療の疑問を書きたいと思います。今回は「歯科治療を受けると、なんで何度も通わされるのか?」です。皆様もご経験あると思いますが、歯科治療をうけると何回か通うことになることが多いです。多く通わなければいけない理由として色々ありますが、よく聞かれるのが歯の神経治療・歯石除去についてです。

    歯の神経治療は、神経を除去することによって、痛みをなくす治療です。部位によって、1つの歯の歯根に1から4本の神経があります。これを残さないように、取り除いていかなければなりません。しかし、歯根が曲がっている場合や数が多い場合は、根っこの治療だけでも通常は2、3回のところが5、6回かかる時もあります。特に、お口が開きづらい方や、唾液が多い方、ほっぺの皮膚が厚い方などは、奥歯の治療がむずかしいことがあり回数が増えます。しかし、そのままにしてしまうと歯茎が腫れて痛みがでてしまうので、最後まで大変ですが通院しなければなりません。

    つぎに、歯石除去ですが、歯石は歯垢が石灰化した細菌の塊で、放おっておくと歯周病の原因になります。歯石を定期的にとり、歯茎を健康な状態に保たなければなりません。歯石が付いている周辺の歯茎は、出血や腫脹していることがほとんどです。しかし、その日に歯石をとっただけでは、歯茎がよくなったかは同日にはわかりません。歯石をとり、磨けてないところのチェック、歯ブラシの指導を受け、再度チェックすることが歯周治療の流れであり、保険上決められております。歯科医側からもこの説明をして、患者様に納得していただくのも一苦労です。

    上記はほんの一例ですが、このようになんらかの理由があり思っている以上に回数がかかることがあります。決して、よくいわれるお金稼ぎではございません。疑問に思ったことは歯科医院側にお聞きした方がよろしいです。

  • 同じような治療をしていても歯科医院によって、治療費が異なる?

    あけましておめでとうございます。今回は、歯科治療において、患者様が疑問に思うことを書きたいと思います。

    患者様や、知人に聞かれたことの一部を箇条書きにします。

    • Q1.同じような治療をしていても歯科医院によって治療費が異なる?
    • Q2.なんで何度も、足を運ばせるのか?お金儲け?
    • Q3.歯石は1回で取りきれない?
    • Q4.仮歯は保険が効かない?

    今回はQ1に関してお答えします

    A1.答えは、同じです。

    歯科の保険点数は全国で共通のものとなっております。では、なぜ違うのか?まずはレントゲンについて。歯科のレントゲンにはアナログ式とデジタル式があります。実は、デジタル式の方が、鮮明さ・低被曝のメリットがある反面、パノラマ(全体写真)は90点(900円、患者様負担で270円)程点数が高いのです。

    次に、医学管理について。これは、検査や医師・歯科衛生士の説明に付随してきます。これは初回にとることもありますし、次回以降にとることもありますので、歯科医院によってかわってきます。また、同じように治療していても治療する部位、また同じ部位でも範囲で点数がかわってきます。

    また、麻酔をしたのに明細に麻酔の点数がはいってないこともあると思いますが、これは麻酔がその処置に含まれる治療とそうでない治療があるからです。また、他院で治療していたところを、転院して治療した場合でも、最初からの扱いになりますので2重に費用がかかってしまいます。

    以上のことから、同じような治療を受けてても、保険点数は歯科医院の設備や処置内容によって変わってきますので、「あそこの歯医者が高い安い」とは一概にはいえません。

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