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歯科治療を受けると、なんで何度も通わされるのか?
前回に引き続き、歯科治療の疑問を書きたいと思います。今回は「歯科治療を受けると、なんで何度も通わされるのか?」です。皆様もご経験あると思いますが、歯科治療をうけると何回か通うことになることが多いです。多く通わなければいけない理由として色々ありますが、よく聞かれるのが歯の神経治療・歯石除去についてです。
歯の神経治療は、神経を除去することによって、痛みをなくす治療です。部位によって、1つの歯の歯根に1から4本の神経があります。これを残さないように、取り除いていかなければなりません。しかし、歯根が曲がっている場合や数が多い場合は、根っこの治療だけでも通常は2、3回のところが5、6回かかる時もあります。特に、お口が開きづらい方や、唾液が多い方、ほっぺの皮膚が厚い方などは、奥歯の治療がむずかしいことがあり回数が増えます。しかし、そのままにしてしまうと歯茎が腫れて痛みがでてしまうので、最後まで大変ですが通院しなければなりません。
つぎに、歯石除去ですが、歯石は歯垢が石灰化した細菌の塊で、放おっておくと歯周病の原因になります。歯石を定期的にとり、歯茎を健康な状態に保たなければなりません。歯石が付いている周辺の歯茎は、出血や腫脹していることがほとんどです。しかし、その日に歯石をとっただけでは、歯茎がよくなったかは同日にはわかりません。歯石をとり、磨けてないところのチェック、歯ブラシの指導を受け、再度チェックすることが歯周治療の流れであり、保険上決められております。歯科医側からもこの説明をして、患者様に納得していただくのも一苦労です。
上記はほんの一例ですが、このようになんらかの理由があり思っている以上に回数がかかることがあります。決して、よくいわれるお金稼ぎではございません。疑問に思ったことは歯科医院側にお聞きした方がよろしいです。
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