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酸蝕症について
歯科衛生士の猪又です。
今回はむし歯ではないのに歯が溶けてしまう病気
『酸蝕症(さんしょくしょう)』
についてお話しします。酸蝕症という名前を聞いたことがありますか?
虫歯は、むし歯菌が出す酸によって歯が溶かされていきます。
それに対し、酸蝕症は
お口に入る酸性度が高い飲み物や食品によって化学的に歯が溶けてしまう事をいいます。
歯はカルシウムの一種で出来ているため、酸性度の高い飲食物に長時間触れることで
表面のエナメル質や象牙質が溶かされてしまい、
しみる症状や、
歯の根元のむし歯になったり、歯の表面にヒビが入ったりする場合もあります。
⭐︎酸蝕症を防ぐためには
・ダラダラ食べたり飲んだりしない
・酸性度の高い飲み物はストローを使って飲む
・唾液腺のマッサージやよく噛み唾液の分泌を促す
・食後のうがい、歯磨きをきちんと行う
・フッ素を用いる
などといった対策が効果的です。
酸蝕症は、定期的に歯科医院で歯の健康状態をチェックしてもらうことで
予防できるので、ぜひご来院ください。
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