症例1：インプラント2本（エステニアクラウン）

インプラント手術をするにあたり、骨が少なかったため上顎結節を利用した症例

骨がすくないため、チタンメッシュを用いて骨造成をおこない、その後インプラント埋入した症例

7年前にインプラント治療をし、その後久しぶり来院されましたが、くいしばり傾向があり臼歯のエナメル質やインレーが破壊されています。今回インプラントは大丈夫でしたが、くいしばりがあり、インプラント治療された方はナイトガード装着は必須になります。

元々あったインプラントは細いインプラントでしたので、連結することにより咬合力負担を分散させることができます。

審美性を求めるためにセラミックなど白い歯を希望される方が増えておりますが、ゴールドを希望された方のインプラント症例

上部構造は場合によっては、セラミックよりも金属が良いときがあります。今回のように、かみ合わせが強く、歯ぎしりも強い方は歯がかけてしまう傾向があります。セラミックは硬い反面、もろいので亀裂が入るとすぐに欠けてしまいます。また、対合歯を傷つけてしまう可能性もあります。

症例9の治療過程で骨の量が足りなく骨増生をおこないました。骨増生4か月後にアバットメント3本装着しました。下顎臼歯部は唾液が入ってきますので、感染リスクが非常に高いです。術中は、アシスタントに唾液が入らないよう注意深く吸引してもらうことが大事です。

付着歯肉が少ないと歯磨きが難しく、インプラント感染しやすい環境になります。先代が10年以上前に治療した後、メンテナンスに来院されず、アバットメントのねじが緩んだ状態で使用した結果、ねじが破折してしまった症例です。アバットメントと上部構造を取り換えました。遊離歯肉移植術（FGG）は、望まれなかったため、TBIを徹底し定期検診で経過観察をしていきます。