• 歯科衛生士によるエアフロークリーニング ~歯の着色除去~ 

    こんにちは、院長の岩永です。今回は、歯の着色を短時間で除去可能なエアフローについてお話しいたします。

    歯の着色の付きやすさは人によって違います。煙草を吸う方、コーヒーや赤ワインをたくさん飲む方、歯ぎしり、くいしばりによる歯質が傷つきやすい方は着色がつきやすいです。着色が目立つと、清潔感がなく、印象があまりよくありません。多少歯並びが不揃いでも、歯が白くつるつるしていると、表情まで明るく見え、好印象です。

     

     

    着色を、迅速に痛みなくとる機器(エアフロー、歯石除去保険診療約3000円)を当院で取り扱っておりますので、お急ぎの方でも短時間できれいになります。お気軽にお問合せ、ご予約くださいませ。当日のご予約も受け付けております施術時間は約30~50分ほどいただいておりますが、着色・歯石が多い場合は、何回かかかることがございます。着色除去のみも受け付けております)

    *施術は、国家資格のある歯科衛生士が担当しておりますので、ご安心してお受けください。

    ステイン(歯の着色)除去 

    PMTCのご案内

  • お口のメンテナンス、忘れていませんか!?

    歯科助手の三浦です。

    突然ですが、歯科医院で検診やクリーニングを受けたのはいつですか?

    「〇か月前です」と、すぐに答えられる方もいれば、
    「思い出せないくらい昔…」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

    そこであらためて、

    ー 定期的なクリーニング、メンテナンスはなぜ大切なのか ー

    ⚫虫歯や歯周病の早期発見
    虫歯や歯周病は、初期段階では自覚症状のない場合が大半です。自覚症状が認められたときには、ある程度症状が進行してしまっています。

    ⚫ご自身の歯ブラシでは取りきれない歯垢を溜めないため。
    磨き残した歯垢を長期間溜め込んでしまうと、硬い歯石となり、量も多くなるため、歯科医院でのクリーニングでも一度で取りきれず、お時間がかかってしまいます。

    ⚫口臭予防、改善
    口臭の原因のほとんどは、口腔内の細菌です。歯磨きで取りきれないプラークや、歯周ポケットの深部、歯石の裏側などに潜んでいます。

    ⚫健康寿命をのばす
    歯周病予防は、糖尿病の悪化や肺炎のリスクを減らします。歯の寿命をのばすことは身体の健康寿命をのばすことにもつながります。

     

    定期検診を受ける頻度は、お口のなかの状態によって患者さんごとに異なりますが、
    少なくとも半年に1回は歯科検診を受けていただくことをおすすめしています。

     

    歯科検診の大切さはわかっていても…

    忙しい毎日を過ごしていると、
    うっかり忘れてしまいますよね。

    うっかり忘れを防止するために…!!

    当医院では患者さんの検診の時期に合わせて〈お知らせハガキ〉をお送りしています。

    現在ハガキをお送りしている方の、約9割の方が定期的に来院してくださっています😄


    検診のおハガキをご希望の方は、お気軽にスタッフまでお申し付けください。

    しばらく歯科検診を受けていないかたは、
    この機会にお口のメンテナンスを受けてみてはいかがでしょうか。

    ご予約は、お電話またはホームページよりweb予約も可能です。
    (担当歯科衛生士をご希望の方はお電話でご予約ください。)

    皆さまのご来院をお待ちしております!

     

  • 乳歯を虫歯にしないために

    こんにちは、歯科衛生士の奥住です。

     

    虫歯菌=ミュータンス菌はいつから口の中にいるのかご存知でしょうか?

     

    実は 生まれたばかりの赤ちゃんの口の中にミュータンス菌は存在していません。

     

    ミュータンス菌は赤ちゃんの周りにいる大人たちの口から移ります。

     

    とくに1歳7ヶ月〜2歳7ヶ月頃に移りやすいといわれています。

    この期間にミュータンス菌の感染を防ぐことで、

    口の中の細菌バランスが整う3歳以降は感染しにくくなり、

    成長しても虫歯のできにくい口腔環境が整います。

     

    ★乳歯を虫歯にしないために気をつけること

    ・大人が1度でも口をつけた食べ物は食べさせない。

    ・赤ちゃんの口にはキスをしない。

    ・ダラダラ食べをしない。

    ・寝る前にしっかり磨く。

    ・1歳〜2歳になったら自分で歯磨き&仕上げ磨き 等です。

     

     

    ★定期検診の大切さ

    歯は生えてきた時から虫歯にならないように予防していくこと

    そして、虫歯ができてしまったらなるべく小さいうちに治すことが大切です。

     

    定期検診では

    ・虫歯の有無

    ・歯並び、かみ合わせ状態のチェック

    ・歯磨き指導

    ・歯のクリーニング

    ・フッ素塗布

    を行います。


    フッ素の効果》

    ①歯の質を強くする

    ②歯の質の修復を進める

    ③プラークを抑制する

    お口の状態に応じて3〜4ヶ月間隔で行います。

     

    フッ素塗布や歯磨きの練習はとても大切です。

    一人で頑張れるようお子様のペースに合わせてお手伝いをします。

    練習からでも大歓迎です!

    お気軽にご相談ください。

     

  • PMTCのご案内

    こんにちは

    歯科衛生士の猪又です。

    今回はPMTCについてお話ししたいと思います。

    PMTCとは「プロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニング」の略です。

    歯磨きでは落としきれない着色や歯垢(プラーク)、歯石を除去する方法です。

    毎日歯を磨いても、着色や歯垢を完全に落とすことはできません。

    患者様の見えにくい部分や、歯ブラシでは届きにくいところまで再付着を防ぐために、

    歯の表面をツルツルに磨き上げます。

    PMTCを行う事によって、以下のメリットがあります!

    ☆ヤニ、茶渋による頑固な着色の除去

    ☆口臭の改善

    ☆虫歯の予防

    ☆歯周病の改善

    などです!

    そして…

    この度、岩永歯科医院には、新たな機械を導入致しました!

     

    その名も「バリオスコンビPro」です!

    こちらの機械は超音波スケーラーとパウダーデバイスの一体型機器を用いて歯周病治療からメンテナンスまで行える機械です。

    硬い歯石から柔らかいバイオフィルム、

    頑固な着色などを短時間で徹底的に除去することができます。

    バイオフィルムとは細菌などの微生物が集まってできている細菌の膜です。

    バイオフィルムを放っておく事で虫歯や歯周病になりやすくなるのです。

    通常の歯磨きではバイオフィルムまでは除去しきれません。

    そのバイオフィルムを除去するのに最も有効的な方法がPMTCです!

    そのため、定期的に専門的な機械を用いてクリーニングを行う事はとても重要となるのです!

    ぜひ、クリーニングへお越しください!

     

     

  • ステイン(歯の着色)除去 

    衛生士の猪又です。

    歯の着色についてお話しします。

    歯の表面には歯垢や歯石以外に写真のように茶色く汚れが付着する事があります。

    IMG_4818.jpeg

    この汚れの正体は、タバコのヤニやお茶、コーヒー、赤ワイン、色の濃い食べ物などに含まれている

    色素です。これをステインと呼びます。

    歯の色が気になって歯のクリーニングに行く方もいらっしゃるのではないでしょうか?

    特に前歯の見えるところにステインが付いてしまうと気になってしまいますよね。

    このステイン自体に害はありませんが、ステインをそのまま放置しておくと歯の表面がザラついているため、

    より着色や歯垢が付きやすくなります。歯のクリーニングの際には、その方の着色の量や範囲に合わせて研磨剤や器具を選択し、クリーニングしていきます。

    無理な力で汚れを落として歯面を傷つけてしまうと、その傷の上にまた汚れが付きやすくなってしまう為、それを防ぐためにより良い研磨剤を選んでクリーニングしています。

    また、当院ではホームケアとして

    ブリリアントモアというステインを防ぐような歯磨き粉も取り扱っています。

    気になる方は是非お尋ねください。

    IMG_4819.jpeg

    ステインが付着してしまったら

    まずは歯科医院でクリーニングをして

    歯の表面をツルツルの状態にしましょう!

     

  • 洗口液について

    歯科衛生士の長谷川です。

    最近、よく患者さんに洗口液は使った方がいいのか、またどんなものが良いかなど聞かれることが多くありましたのでお話ししたいと思います。

    虫歯や歯周病は細菌の集合体であるバイオフィルムによって引き起こされる病気です。バイオフィルムは菌体外マトリックスという一種のバリアで包まれているため、薬が浸透しにくく、洗口液の効果は低いと言われることがあります。

    確かに洗口液だけでバイオフィルムの奥底にいる細菌を死滅させることはできないため、やはり歯磨きで物理的にバイオフィルムを破壊することが必要になります。

    しかし、洗口液を使用するだけで、歯磨きをしなくて良いと記してある洗口液はありません。
    洗口液はあくまで歯磨きの効果を補う、補助的な役割のものとして考えるといいと思います。そして、歯磨きの効果を補うものとして洗口液は十分効果があるものだといえます。虫歯や歯周病を予防するために積極的に活用していくべきだと思います。

    洗口液には様々な種類があり、その効果もそれぞれ違いますが、配合されている抗菌剤の性質によって、大きく2つに分類することができます。イオン系抗菌薬を配合したものと非イオン系抗菌薬を配合したものがあります。

    イオン系抗菌薬は、歯の表面やバイオフィルムの表面に付着し持続的に抗菌効果を発揮するというメリットがあります。しかしバイオフィルムの中には浸透しにくいというデメリットがあります。
    イオン系の洗口剤にはガムデンタルリンスやモンダミンなどがあります。当院で取り扱いのあるSPTメディカルガーグルネオステリングリーンもそうです。

    非イオン系抗菌薬は逆に、バイオフィルムに浸透しやすいメリットがありますが、効果が持続しにくいというデメリットがあります。
    非イオン系の抗菌薬にはポピドンヨードやリステリンなどがあります。

    一長一短でどちらがいいとはなかなか言えないのですが、いずれにしても洗口液は虫歯や歯周病を予防するための有効なツールと言えることは間違いないと思います✨

    こちらを参考に歯磨きの効果を補うものとしてプラスしてみてはいかがでしょうか。

     

  • 話題の歯ブラシ紹介

    歯科衛生士の猪又です。

    今回は当医院で新たに販売しております、

    テレビや雑誌、SNSで話題の歯ブラシをご紹介します。

    その名も

    CURAPROX(クラプロックス)歯ブラシ」

    です。

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    こちらの歯ブラシは、オーラルケアには非常に厳しい基準があるスイス製のもので、世界各国で販売されている人気の歯ブラシです。

    クラプロックス歯ブラシ最大の特徴は、

    柔らかくて高密度な毛先。

    毛先は超極細毛を使用しており

    植毛本数は通常の歯ブラシの5倍〜10倍!!

    また、通常の歯ブラシのナイロン毛ではなく、

    独自のファイバー毛を使用しているため

    通常の歯ブラシでは1ヶ月程で交換するところ

    約3ヶ月間使用できます!

    この超極細毛と圧倒的な植毛本数が、歯ぐきをまったく傷つける事なく、歯ぐきの溝や歯と歯の間に深く入り込み、

    他の歯ブラシに比べて30〜40%も多く歯垢を取り除くことができます。

    また、歯茎のマッサージにもなるため、歯茎の活性化や歯周病、知覚過敏の方にもオススメです。

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    口の中に入れた瞬間、一般的な歯ブラシと当たり具合が全然違い、歯茎が優しくマッサージされるのでとても気持ちよいです。

    磨き上がりも歯の表面がツルツルになります。

    柄や毛先が鮮やかなカラーリングで、

    カラーバリエーションも豊富です。

    毎日使うのが楽しくなる歯ブラシです。

    是非お試しください!

     

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  • 抜歯など手術後の歯磨き

    こんにちは。歯科助手の三浦です。

    抜歯やインプラント、歯周外科など
    口腔内の外科手術をされた患者さんから

    「歯磨きは普通にしていいんですか?」

    と、質問をお受けすることがあります。

    そこで今回は〈手術後の歯磨きについて〉お話したいと思います。

     

    手術後の歯肉はとても敏感で出血しやすい状態です。

    やわらかい歯ブラシで優しく磨くようにしましょう。

     

    当医院でおすすめしているのが〈インプラントケアUS〉という歯ブラシです。

    商品名は“インプラントケア”となっていますが、インプラントだけに限らず、

    外科的な治療をした皆さんにおすすめです!

    ブラシの毛がやわらかく、長めの植毛で、術後のデリケートな歯肉、隣在歯のケアに適した歯ブラシです。

     

    歯磨き粉は〈システマSPTジェル〉をおすすめします。

    殺菌効果が高く、歯肉の炎症抑制作用もあり、
    ジェル状なので歯周ポケットに成分が留まりやすく歯肉も痛めません。

    重度の歯周病の方にもおすすめしている歯磨き粉です。

     

    ◎うがいについて

    抜歯後は口の中が血の味がしたり、気持ち悪くてうがいをしたくなるとおもいます。
    私も経験があるのでお気持ちはよくわかります。
    しかし強いうがいを何度もしてしまうと
    抜歯後の傷口のふたの役目をしている血の塊が流れてしまい、
    術後の治りが悪くなってしまうため、
    抜歯直後のうがいは、軽めにするようにしましょう。

    その際、殺菌効果の高いうがい薬を使うと、抜歯創の感染予防になります。

     


    手術後、わからないことや心配事がございましたら、遠慮なくおたずねくださいね。

     

  • 歯ブラシの処方

    こんにちは。歯科衛生士の長谷川です。

    寒暖差が激しい日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

    風邪などひいていらっしゃらないでしょうか。

    風邪をひいて、病院に行ったときなどは、その症状に合わせて病院からお薬が処方されますよね。

    では、「歯ブラシの処方」というものがあることを、ご存知でしょうか?

    歯ブラシの処方というのは、患者様のお口の中の症状や、お口の大きさなど、さまざまな状態から、歯科医師または歯科衛生士がお一人お一人に合った歯ブラシを選んで、処方することなのです。

    歯ブラシは、たくさんの種類があり、大きさや、形、毛の硬さなど、それぞれいろいろな特徴を持っています。

    歯磨きの仕方もとても大切ですが、歯ブラシは、自分に合っているものを使うこと!

    これもとても大切なことで、むし歯や歯周病を予防したり、症状を改善させるための近道なのです。

    ここで当院で扱っている歯ブラシをご紹介いたします。

    ①システマ44M

    こちらは狭い歯と歯の隙間や歯周ポケットに届くスーパーテーパードというとても細くしなやかな毛を使っています。歯茎にストレスをあたえないやさしい磨き心地です。

    ヘッドが小さく奥歯にも届きやすいです。歯肉炎や歯周病のケアに、インプラントや矯正装置がついている方にもご使用いただけます。

     

     

    ②ルシェロこちらは女性に向けて作られた歯ブラシになります。

    コンパクトなサイズでカラーもやわらかい雰囲気がまさに女性向けな感じがしますね。

    こちらは毛の長さに特徴があります。長い毛と短い毛を混合させることで段差をつくっています。歯ブラシを歯に当てると長い部分が歯と歯の隙間に入るので歯の面と隙間を同時に磨けます。

    いかがでしたか?様々な特徴を持った歯ブラシの中からご自身にあった歯ブラシを選ぶのはなかなか難しいですよね。

    口の中状況は本当に人それぞれです。

    むし歯になりやすい方、歯周病リスクの高い方、歯並びが悪く磨きにくい方、歯磨きの時間がなかなか取れない方、矯正治療中の方、被せ物・ブリッジ・インプラントなどの人工物が多い方、本当に人それぞれです。

    そんなみなさんが同じ歯ブラシを使ったとして、口腔内が健康になるでしょうか。

    患者さんお一人お一人、改善したい症状は違います。

    当医院では、患者様のお口の中の状態やリスクに合わせて、お一人お一人に合った歯ブラシを処方させていただいております。

    ぜひ、お気軽にお声がけください。

     

  • 妊婦さんの歯科検診

    歯科助手の三浦です。

    まだ油断はできませんが、、、ようやく!

    外出できるようになってきましたね。

    外出自粛で歯の定期検診を見送っていた方々も

    今月から少しずつ来院再開してくださり、医院にも活気が戻ってきました。

    今回のブログでは、妊婦さんの歯科検診

    妊娠期のお口の健康リスクについてお話したいと思います。

    「妊娠すると歯周病になりやすい」とか「出産すると歯が悪くなる」という話を聞いたことはありますか?

    妊娠により女性ホルモンが急激に増加することで、
    ○プレボテラ・インターメディアという歯周病菌が増殖しやすくなる
    ○血管の透過性が高まり、唾液の粘性が高まって口腔の自浄性が低下する

    また、「つわり」による
    ○食嗜好の変化
    ○歯みがきの困難

    胎児の発育による
    ○食事回数の増加
    ○それに応じた口腔ケアの不足

    以上のことにより、口腔環境が悪化し、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
    とくに多く見られる症状は、歯肉の炎症や出血です。

     

    ◎対策
    ・つわりの時には、できるだけ気分のよい時に歯みがきを行う。(ヘッドの小さい歯ブラシがおすすめ!)
    みがけない時にはよくうがいをする。
    ・糖分の多い飲食物や酸性食品をだらだら食べることは控える。

     

    たしかに妊娠によって虫歯や歯周病のリスクは高くなりますが、

    適切なお口のケアによって予防することもできます。

    妊娠期の歯科検診をすすめている産婦人科も多くあるようです。

     

    ◎妊婦歯科検診を受ける時期
    つわりがおさまる4〜5ヶ月頃に検診を受けて、比較的体調が安定した妊娠中期に必要な治療を済ませるのが理想です。

    妊娠期のお口の健康を保ち、安心して出産を迎えてほしいと思います。

  • 虫歯と歯周病の違い

    歯科衛生士のいのまたです。

    政府からの緊急事態宣言発令によりstay homeをされて居た方が多いかとは思いますが、

    時間を上手に使い、規則正しい生活を送ることは健康を維持するために大切なことです!

    徐々に解除されてきていますが、まだまだ油断は禁物ですね。

    こんな状況だからこそ、

    毎食後の歯磨きをもう一度見直し、隅々までよく磨き

    お口の中も気分もすっきりしましょう!

    今回は、虫歯と歯周病の“違い”についてお話ししたいと思います。

     

    むし歯菌と歯周病菌の違い

     むし歯菌の代表である『ミュータンス連鎖球菌』は通性嫌気性菌(少しの酸素があっても生きられる)です。
    唾液や飲食物中に含まれる糖分を栄養源としています。

     歯周病菌は代表格の菌はいずれも偏性嫌気性菌(酸素があると生きられない)で
    プラーク中にあるタンパク質を栄養源としています。

     

    むし歯と歯周病が生じる部位の違い

     むし歯は歯の表面(エナメル質、セメント質、象牙質)で生じますが、

    歯周病は歯を支えている歯ぐきやその下の骨(歯槽骨)で生じています。

    イメージ.jpeg

    むし歯と歯周病での歯磨きの違い

     むし歯は歯の表面で生じますので、歯の表面が歯磨きの対象になります。

    歯周病は歯そのものではなく歯を支えている歯ぐきで生じ、

    その下にある骨に進行する病気です。

    そのため、歯ブラシは歯と歯ぐきの境目から少し入った歯ぐきの内側が対象になります。

    歯周病菌は血液を好む性質があるため、歯ぐきに傷がつくほど強く磨くのはNGですが

    多少の出血は恐れずに丁寧に磨いてください!

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    お口の健康を保ち、虫歯・歯周病どちらにもならないように予防をしていきましょう!

     

  • 脱灰について

    歯科衛生士の猪又です。

    皆さんは歯の表面に部分的に白くなっている所はありませんか?

    今回はその白くなっている部分、

    「脱灰」についてお話しします。

     

    ★虫歯は脱灰から始まる?!
    虫歯は、虫歯の原因菌であるミュータンス菌が、食ベカスの糖分を分解して酸を作り出し、
    その酸によって歯が溶かされ、やがて穴があく病気です。

    酸によって、カルシウムやリン酸イオンが溶け出すことを「脱灰」といい、虫歯は脱灰から始まります!

    ★歯を修復する再石灰化
    脱灰が起きたからといっても、
    すぐに虫歯になるわけではありません!

    唾液には溶けだしたカルシウムイオンやリン酸イオンを、再び歯に戻して結晶化し修復する働きがあるためです。

    これを「再石灰化」といいます。

    脱灰と再石灰化のバランスが崩れ、脱灰が続いてしまうと、歯に穴があきはじめます。

    食べ物を摂取するたびに
    「脱灰」と「再石灰化」が繰り返されるため
    「再石灰化を促すお口の環境作り」を行うことで
    脱灰、虫歯の進行を抑制することができます。

     

    脱灰の段階ではまだ修復する可能性があります!
    以下の3つの応用が効果を発揮します。

    (1) フッ化物配含の歯磨き粉を使う
    (2) 定期的にフッ素を塗る
    (3) 糖分の多い飲食物を長時間摂取しない

    少しでも虫歯のリスクを減らしましょう!

     

  • 年齢別仕上げ磨きのポイント

    こんにちは。歯科衛生士の奥住です。

    今回は、仕上げ磨きの必要な年齢と年齢別のポイントについてです。

     

    保護者の方から、仕上げ磨きはいつまで必要でしょうか?という質問をお聞きする事があります。

     

    小学生になったら1人で磨けるのが目標ですが、低学年〜中学年のうちはまだ歯が生え変わっている最中で、歯並びが複雑なため子ども1人では歯垢を充分に落とせません。

     

    なので、小学3年生(9歳頃)まで、それ以降の年齢になっても必要があれば確認と点検は続けてあげてください。

     

    《仕上げ磨きのコツ》

    ①ヘッドが小さめで柄が長め歯ブラシで

    ②鉛筆と同じ持ち方で軽く握ると操作がスムーズです。

    ③軽くシャカシャカと磨きます。

    (力が強いと痛くて歯磨きを嫌がります)

    ④磨く順番を決めておくと磨き残しを防げます。

    (前歯の近くは感覚が敏感なので嫌がる子が多いようです。奥歯から順番に磨くと抵抗が少ないかもしれません)

     

    《年齢別の仕上げ磨きのポイント》

    ⚫︎1〜2歳

    「上の前歯」に注意して磨きます。この時上唇小帯に歯ブラシが当たると痛がります。指で優しくスジをガードし磨くようにします。

     

    ⚫︎2〜3歳

    「奥歯」に注意して磨きます。生えてくる奥歯は溝が深いため磨き残しが多くなり虫歯になりやすくなります。

    ⚫︎6歳前後

    「6歳臼歯」に注意して磨きます。生えたての永久歯は柔らかく、虫歯になりやすいです。乳歯のように生え変わるわけではないので、この年齢では特に注意してブラッシングをします。

    ◎全年齢で「デンタルフロス(糸ようじ)」と「フッ素」の使用をおすすめします。

    歯ブラシだけではどんなに上手に磨いても60%しか汚れは落とせません。歯と歯の間に汚れが残ってしまいます。

    これを除去できるのがデンタルフロスです。

     

    それに加えて「フッ素」を使うことが歯を強くする上で効果的です。

     

     

    お子様が一生使う永久歯を守りましょう!

    岩永歯科医院では、年齢・個別のお口の中の状況に合わせた予防法をお伝えしています。お気軽にご相談下さい。

  • ダイアグノデントペン

    歯科衛生士のイノマタです。

    今回は新しく取り入れました、

    レーザー式虫歯検出装置「ダイアグノデントペン」

    についてお話しします!


    現在歯科医院での虫歯診断方法は主に

    ①視診

    ②触診

    ③レントゲン診断

    で行いますが、

    より正確に行うために当院ではダイアグノデントペンという歯科装置を導入いたしました!

    ダイアグノデントペンは、

    歯面にレーザー光を照射することで起こる

    蛍光反射を測定し、隠れた虫歯を検出します!


    あくまでも診断の補助ですが、

    虫歯の進行状況を数値で表してくれます。

    その数値によって治療計画を立てていきます!

    ズバリ、その特徴とは!!!!

    ①歯を傷つけない

    触診時に起こりがちな歯質へのダメージを与える心配がありません。

    ②痛くない

    光を当てるだけですので痛みは全くありません。

    ③最小限の治療

    むし歯の部分を正確に把握すると削る量も少なくなります。

    ④分かりやすい

    歯の中がむし歯になっているかどうかを音と数値で知らせてくれます。

    ⑤妊婦さんにも安心

    むし歯の進行度がレントゲン写真を撮らずに診断できます。

    初期のむし歯であれば削らずに、

    フッ素を塗ったり、家でのブラッシングで

    悪化を防ぐことが出来ます。

     

    このダイアグノデントペンを使用して

    むし歯を早期発見し、早期予防、早期治療をしていきましょう!

     

  • 唾液検査で「歯とお口の健康」を調べてみませんか?

    歯科助手の三浦です、こんにちは。

    だんだんと気温が低くなってきて
    早くもインフルエンザが流行り始めているとのニュースも耳にしました。

    健康に気をつけていきたいですね。

    からだの調子が人によって違うように

    歯とお口のコンディションも 人それぞれです。

    当医院では、お口の「今」の状態を測定できる

    唾液検査SMT を導入しています。

    簡単な方法で「歯とお口の健康」に関する多くのことがわかる、

    優れた検査です。


    〈メリットその1〉
    見た目だけではわからないことが測定できます!

    歯や歯ぐきにすでに生じてしまった変化は、目で見て確認することが可能です。

    しかし、お口の健康状態は見た目だけではわかりません。

    皆さんのお口が現在どのような「状態」にあるのか、

    それを測定できるのが唾液検査です。

     

    〈メリットその2〉
    唾液の成分をしらべることで、

    ・歯の健康
    ・歯ぐきの健康
    ・お口の清潔さ

    の傾向がわかります。

    これらの情報を総合することで、
    お口の健康状態をしることができます。

     

    〈メリットその3〉
    一人一人に最適なセルフケアをご提案できます!

    診察結果とともに、唾液検査の結果を活用することで、一人一人に適したセルフケアの提案ができます。

    毎日のケアをより効果的なものにしていきましょう。

     

    ☆少量の水で口をゆすぐだけの簡単な検査です。

    ☆お口の健康状態がひと目でわかる結果シートをお渡しします。

     

    これを読んで、唾液検査をやってみたい!と思われた方は

    当院スタッフへお声がけください。

     

  • インプラント後のケアについて

    歯科衛生士の猪又です。

    91日に行われた

    「日本インプラント臨床研究会」に

    衛生士の奥住さんと参加してきました。

    主に、インプラント治療の将来のリスクや変化、

    インプラントメインテナンスについて学んできました。

    改めて、インプラントのメインテナンスの重要性を認識することができました。

     

    インプラントは人工の歯根と人工の歯冠によって構成されています。

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    虫歯になることはありませんが、

    歯周病にかかる可能性はあります。

    今回は当院でおこなっている

    インプラントのメンテナンスについて

    紹介していきたいと思います。

    当院では、専用の機械にインプラント専用のチップをつけ、一本一本丁寧にお掃除していきます。

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    ご自身のブラッシングでは届きにくい奥のほうまでしっかりケアしていきます。

    患者様自身では取り除くことが難しいインプラントの汚れを除去していきます。

     

    インプラント周りの歯ぐきは、線維がないため、歯周病菌が侵入しやすく弱い組織です。

    歯周病が進行するとインプラントを支える歯槽骨が溶けて、インプラントが抜けてしまいます。

    二度と歯を失わぬよう、インプラントをきっかけに、歯周病予防に取り組み、

    せっかく入れたインプラントを長持ちさせましょう!

    そのためには、天然の歯と同様、毎日のブラッシングをしっかり行うことがとても大切です。

    メンテナンスにお越しいただいた際、

    患者様に合ったホームケアの方法を

    ご説明いたします。

    分からないことがありましたら、お気軽にお尋ねください。

    ご来院をお待ちしております。

     

  • EF Lineスタッフセミナーに参加してきました

    こんにちは、歯科衛生士の奥住です。

    9月8日に行われた

    「EF Line スタッフセミナー」に

    衛生士の猪又さんと参加してきました。

     

    EF Line(イーエフライン)とは、

    口腔筋機能訓練のための取り外しのできる装置のことです。

    本格的な矯正治療をする前に、

    鼻呼吸が上手にできるようになったり、

    正しい位置に舌を置けるようにトレーニングするマウスピースです。

    セミナーでは実際にEF Lineを装着して簡単なエクササイズも行いました。

    ・お口をとじる

    ・姿勢を正しくする

    ・鼻でゆっくり呼吸する

    ・舌はいつもスポットポジション

    歯は歯茎だけに支えられているわけでなく、

    舌や頬、その周りの筋肉によって支えられています。

    こうした口腔筋の機能訓練がなぜ必要なのか、再確認できました。

    さらに理解を深められるよう

    継続して勉強していきたいと思います。

     

  • 歯石が付きやすい場所

    歯科衛生士の猪又です。

    今回は歯石についてお話ししたいと思います。

    みなさんは、歯石の付きやすい場所はご存知ですか?

    そもそも歯石とは、

    プラーク(歯垢)が唾液の中の成分により

    石灰化して出来たものです。

    その為、唾液が出てくる場所(唾液腺)に

    近い部分に付着しやすくなります。

    主に、

    下の前歯の裏側(舌側)

    上の奥歯の外側(ほっぺた側)

    となります。

    この他にも、歯並びが悪い場所、

    歯磨きがしにくい場所なども

    歯石が付着しやすくなります。

    歯石は歯茎の上だけでなく、歯茎の中にも付きます。

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    歯茎の中の歯石は、歯茎の上の歯石より硬く、

    歯周病菌の温床になります。

    歯茎が炎症を起こしたり、

    歯茎が下がる原因になります。

    除去せずに放置していると、歯周病が進行します。

    そして、歯を支えている骨が下がり、

    歯がグラグラと揺れてきて、

    最後は歯が抜けてしまいます。

    残念ながら、歯石になってしまうと

    歯磨きでは落とす事ができません。

    また、歯茎の上の歯石は歯と似た色なので

    沈着していることに気付かないこともあります。

    定期的に、歯科医院での専門的な器具での除去が必要となります。

    歯石の付きやすさや、付くスピードは

    人によって異なります。

    ぜひ一度 チェックにいらしてください。

     

  • 詰め物(インレー)が取れやすい方

    こんにちは、院長の岩永です。詰め物(インレー)を着けてから数年経つと、中のセメントが溶けて外れることがあります。溶けても、数日あるいは長ければ数カ月間、歯にはまっています。この時、溶けたセメントの分、空間ができるので細菌が繁殖して虫歯が進行してしまう場合もあります。外れて来院される方のほとんどはこのようなケースです。(ガッチリ装着されている場合はセメントが溶けても外れないので虫歯が進行し痛くなってはじめて気づくこともあります。)しかし、短期間で取れてしまう場合は他に原因があります。技術的なことを除けば一番は、歯ぎしり、くいしばりの習慣がある場合です。特に歯ぎしりがある方は詰め物と歯質を知らぬ間にすり減らしていますので、徐々に隙間ができ、そこから水分がはいるとセメントが溶けて外れてしまいます。

    予防するには、就寝中にマウスピースを装着すること、ガムを長時間噛まないこと、定期健診で隙間がないかをチェックしてもらうことなどが挙げられます。

  • 6歳臼歯の大切さ

    歯科助手の三浦です。

    歯には大きくわけて
    前歯と奥歯(臼歯)がありますね。

    奥歯が臼歯と呼ばれるのは、臼(うす)のような形をしているためです。

    おもに食べ物をかみつぶす役割をしています。

    乳歯(子供の歯)から永久歯(大人の歯)に生えかわる際、

    1番最初に生えてくる永久歯を

    「6歳臼歯」と呼びます。

    生えかわり時期には個人差がありますが
    だいたい6歳頃に生えてくるため
    そのように呼ばれています。

    この歯は、上下の噛み合わせを決定する大切な役目をします!

    そのため正しい場所にしっかりと生えていなければ、

    あとから生えてくる永久歯の歯ならびや

    顔の形などに悪い影響を及ぼすことにもなります。

    つまりとても大切な歯!なのですが…

    この6歳臼歯、
    たいへん虫歯になりやすいのです。

    6歳臼歯が生えてくる時期は、子どもがお菓子などの甘味類に最も興味をもつ時期であり

    また、自我が芽生えはじめ、お母さんのしつけに抵抗を示し始める時期でもあります。

    そんなときに、まだやわらかい(未石灰化)6歳臼歯が歯みがきの難しい所(乳臼歯の奥)に生えてくるのです。

    生えはじめの6歳臼歯は、一番奥にあり手前の乳歯より高さが低いため

    ○食べカスが溜まりやすく、
    ○歯ブラシも届きにくい

    です。

    この先何十年 大切な役割をする歯なのに
    虫歯になりやすいなんて厄介ですよね。

    ですのでよく注意して、この大切な歯をむし歯から守っていく必要があります!

     

    夏休み中は食生活も不規則になりがちです。

    時間に余裕のある長期休みの間に

    お子さんの歯の検診・クリーニングにいらしてみてはいかがでしょうか。

     

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