- 歯が痛い・噛むと痛い
- うずく・ずきずきする
- 虫歯を放っておいた
虫歯を放置している方は、以下のようなリスクが
- 小さな初期治療で済むところが、根の治療に移行し余計に手間も時間(回数)もかかってしまいます
- 急に痛みが治まる(無くなる)ことがありますが、神経(歯髄)の中で虫歯は進行している場合があります
- 虫歯が原因で頭蓋骨の空洞(上顎洞)に膿がたまる例も報告されています
- 抜歯になることもあります。抜けたままにしていると他の歯も崩壊していく可能性があります
虫歯の範囲によっては、歯の頭の一部、もしくは大部分を削り、詰め物や被せ物に移行しなければなりません。
また抜歯を余儀なくされた方は、歯を失ってから1本の歯の大切さに気付く方が多いです。そうなる前に早めの受診をおすすめしています。
痛みに配慮した治療を行っています
痛くない注射
最初の注射を痛く感じないようにするための「無痛麻酔」の方法も取り入れ、大人はもちろんのこと、お子さんにも治療にも好評をいただいております。
虫歯の進行と治療法
C1 エナメル質の虫歯
虫歯はまず、エナメル質から発生します。歯のかみ合わせの溝の部分や歯と歯の間に起こりやすく、この時点ではほとんど痛みを感じることはありません。
治療法
ダイレクトボンディング、インレーセット(1,2回で終わります)
C2 象牙質の虫歯
虫歯がエナメル質を越えて象牙質まで進んだ状態で、冷たいものや熱いものがしみるようになります。この時点では虫歯が神経まで進んでいないので、簡単な治療で治すことができます。
治療法
ダイレクトボンディング、インレーセット
虫歯が深くて神経に近い場合は、1週間ほどおいて痛みがないことを確認してから型採り。(1~3回で終わります)
C3 歯髄炎
虫歯が神経まで達し、歯の神経(歯髄)に炎症が起きている状態で、激痛を伴います。細菌に感染した歯の神経を取り、最終的に金属などでかぶせる治療を行うため、完治するまで時間がかかります。
治療法
抜髄後、クラウンセット(5,6回かかります)
C4 歯根の虫歯
歯の上の部分が崩壊し、歯根だけが残った状態で、根の先に膿の袋ができる場合があります。その場合、噛んだ時に痛みを感じます。ここまで虫歯が進むと保存は難しく歯を抜く場合もあります。
治療法
感染根管治療、抜歯(日数がかかることが多いです)
神経の治療(根管治療)について
神経の治療は長くかかるのですか?
神経の治療は比較的、回数が多くなります。
当院では前歯は1、2回で奥歯3、4回で根っこの治療を完了させております。奥歯は根っこの数が多いのでその分回数がかかります。さらに根っこが曲がってたり、狭窄している場合はもっと時間がかかります。
不十分に治療しますと、あとから痛くなることがございますので、大変ですが最後まで通わなくてはいけません。
当院では、あまり回数がかからないよう、自動根管拡大器を用いております。
神経がないのに噛むと痛いどうしてですか?
歯と骨をつなぐ歯根膜という靭帯に炎症が起きているからです。
このような症状がでるのは以下の場合が多いです。
- 神経を除去中
- 神経が壊死し、根っこの先端に膿ができた時
- 歯ぎしり、くいしばり
- 歯がわれている
- 歯周病
痛みがないのに神経を取らなければいけないと言われた。どうして取らなければいけないのですか?
痛みがないのに神経をとることがございます。
生きている神経を取るときは大まかに次の時です。
①虫歯が深くて痛い時
痛みがないが、虫歯を除去するときに神経が近接あるいは露出した時(ほとんどの確率で後から痛くなってきます。)これは、各個人によって虫歯が深くて神経に近くてもあまり痛くない時があるため、虫歯をすべて除去しようとするとかえって痛くなることがあります。
しかし、現時点では痛みがないが、虫歯を残してしまうとまたあとから痛くなる可能性があるので、この説明をして納得して頂ければ神経の治療を進めていきます。
②歯の向きをかえたときや、かぶせ物をするために歯を削りしみてしまう時