- 歯ぎしり・くいしばりが気になる
- 歯がよく欠ける・割れる
- 歯がすり減っている
- スポーツ競技中に衝撃から歯を守りたい
当院では…マウスピースでの予防をおススメしています
①歯ぎしり・食いしばり予防のマウスピース
予防としてマウスピースを装着して眠ることによって、歯ぎしりで歯が削られるのを防ぎ、上下の歯が擦れないようになります。マウスピースは2回来院してくだされば出来上がります。費用は健康保険が使えますので5,000円程度です。
ただし、マウスピースを付けて眠ると違和感のため、無意識のうちに外してしまう可能性があります。マウスピースの調整を行うことによって、ある程度は違和感を解消できますが、基本的には慣れるしかありません。
最近、歯ぎしりやくいしばりの治療のため来院される方が多くなってます。歯ぎしりは無意識的におこなってしまうことがほとんどです。
原因は色々(歯並び、ストレス、癖、力仕事)あると思いますが歯ぎしりによって起こる症状を挙げてみます。
症状
- 歯にヒビが入ってしみてくる
- 歯が割れて、噛むと痛む
- 歯が磨り減って、かみ合わせが変わってくる
- 顎関節が痛くなる
- 歯が揺れてくる
- 咬筋が肥大化し、エラが張る
- 睡眠不足になる
- 症状ではないですが、一緒にいる方に迷惑をかける
以上のことを踏まえても、口腔内ばかりでなく、体全体に悪影響を及ぼします。
歯ぎしりチェック:次に挙げる項目に多く当てはまる方は、十分に注意しましょう
歯ぎしりチェックをすることで、自分が普段寝ている時に歯ぎしりをしているかどうかある程度判断できます。
- 歯ぎしりをしていると誰かに指摘されたことがある
- 頭痛が引き起こされることが多い
- 肩こりが酷い
- 緊張している時や何かに集中している時に、知らぬ間に歯や唇を噛み締めていることが多い
- 歯がかなり擦り減っている
- ストレスを溜め込みやすい
- 頬の内側や舌近辺に歯の跡がついている
- 事故やケガ以外で歯が欠けたり割れたりしたことがある
以上の項目に3つ以上当てはまっているという方は、ほぼ確実に無意識に歯ぎしりをしてしまっています。
最初の項目に当てはまっているという方よりかは危険性は薄いのですが、十分歯ぎしりをしていることは考えられます。
②ボトックス製剤を用いた歯ぎしり予防
顎の筋肉にA型ボツリヌストキシン製剤を注入することで、過度に加わっている顎関節の筋力を弱め、歯ぎしり・くいしばりの軽減を期待する治療方法です。
普段の生活の会話・食事などには影響はなく、世界的にその効果と安全性が認められているNeuronox社製のボツリヌストキシン製剤を使用した安全な治療方法です。上記マウスピースでご紹介した歯ぎしりチェックの項目に加え…
- 嘔吐反射がありマウスピースを入れられない方
- マウスピースを付け忘れてしまうことがある方
…などにおススメの治療方法です。
効果の持続期間と治療回数
効果は個人差はありますが約3~6ヶ月です。効果がなくなってくる前に定期的にボトックス治療を行うことが理想的です。歯ぎしりなどの習慣的な症状は数回のボトックス注射で解消できることもあります。
治療時の痛みについて
製剤の注入は事前に表面麻酔がしっかり効いてから行いますので、注入時のお痛みはほとんどございません。注射針も通常の歯科治療と同じ極細針を使用します。
リスク・副作用
ボツリヌストキシン製剤の効果や安全性はアメリカ国立衛生研究所で実証されており、アレルギーテストの必要もございません。 どなたでも副作用がなく安全にお受けいただけます。※美容目的に使用することはできません。
③スポーツ用マウスピース(マウスガード)
当院では、スポーツ用マウスピースのオーダーメイド製作を行っております。患者さんの競技種目に合わせて1層式と2層式の2種類のマウスガードがあります。
一般的な球技種目のサッカーやラグビー、アメリカンフットボール、格闘技のボクシングや空手など、ご希望に応じて厚みや色などを変更できます。まずはお問い合わせください。
このような方へ
- 衝撃から歯や顎を守りたい
- 競技中の瞬発力を上げたい
- ヘディング等の脳震盪が心配
- 相手への外傷防止にも
- プレイ中の集中力を高めたい
- 所属チームでマウスガードを勧められた
- 子どもの歯が心配