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歯磨きを習慣化させるには
歯科衛生士のはらだです。
今回は、習慣化についてお話します。
定期検診の際に、患者さんからお聞きすることが多いのは、
・歯ブラシをせずに寝てしまいました
・歯間ブラシ又は、糸ようじは中々できませんでした
と、何かをはじめることが出来なかったと相談されることです。
とてもよく分かります、私も糸ようじを毎日しようと思っても中々続きません。
そこで「小さな習慣」
という本を読んでみました。
まず何かを始め、習慣にするということは、とても労力のいることであり、先の事を考え(疲れているのに歯磨きをしなくてはいけないのか、眠いのに糸ようじまでするなんて大変だなど)、その1歩が踏み出せなくなるそうです。
そして、モチベーションを上げたところで、最初だけ!で中々続かないそうです。
私も経験があります。
スタイルを良くしたいから、ランニングを毎日しよう!とモチベーションをあげ、何日かは続き、いつの間にかブームは終わってしまう、をよく繰り返します。
原因は、モチベーションのみに頼っていたため、続くことが出来ませんでした。
では、何に頼ったら習慣化させることができるかというと
小さな小さな目標を立てる、そして、それを淡々とこなす、がポイントだそうです。
私は、そのポイントをランニングに置き換えて、
「ランニングウェアをきて外に出る」
という小さく簡単な目標に変えてみました。
今までは、走るのはやだな、20分は時間がかかるし家事もしないといけないし、と憂鬱な気分でした。
しかし、小さな目標にすることで、とりあえず服を着替えて、外に出るだけだ!と気楽な気持ちで外に出ることが出来ました。
そこの1歩さえ出てしまえば、あとは気ままに何キロでも走れますし、気分も乗ってきて20分以上走る日もあります。
大事なことは、その1歩を出せるかどうかにかかっています。
ついでに、何年か前から続けていた「年に1度はマラソン大会にエントリーする」という目標も思い出し、久しぶりにエントリーしました。ここ2年エントリーしてなかったので、また続けていこう!とプラスの作用も産まれました。
話を戻して、歯ブラシや糸ようじ、歯間ブラシも同じように考えてみてください。
例えば、
・糸ようじで、この隙間1箇所だけ通そう
・歯間ブラシで、前歯の真ん中だけ通そう
・寝る前にベットに行きそうな時は、歯ブラシだけ咥えておしまい
・歯ブラシに歯磨き粉をつけるだけ
など、最初の1歩を踏み出せそうな小さな目標を立ててみてください。
それが続くと、脳の抵抗もなくなり、やがて何も考えずにできる=習慣化となるそうです。
(何かを習慣化しようとすると、脳が楽な方へ戻ろうと抵抗するそうです。それはモチベーションだけでは続けられるはずがないですね。)
みなさま、歯ブラシ以外でも何かの習慣化をしたい時に、小さな小さな小さな目標をまず立ててみる、を参考にしてみて下さい。
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