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年齢別仕上げ磨きのポイント
こんにちは。歯科衛生士の奥住です。
今回は、仕上げ磨きの必要な年齢と年齢別のポイントについてです。
保護者の方から、仕上げ磨きはいつまで必要でしょうか?という質問をお聞きする事があります。
小学生になったら1人で磨けるのが目標ですが、低学年〜中学年のうちはまだ歯が生え変わっている最中で、歯並びが複雑なため子ども1人では歯垢を充分に落とせません。
なので、小学3年生(9歳頃)まで、それ以降の年齢になっても必要があれば確認と点検は続けてあげてください。
《仕上げ磨きのコツ》
①ヘッドが小さめで柄が長め歯ブラシで
②鉛筆と同じ持ち方で軽く握ると操作がスムーズです。
③軽くシャカシャカと磨きます。
(力が強いと痛くて歯磨きを嫌がります)
④磨く順番を決めておくと磨き残しを防げます。
(前歯の近くは感覚が敏感なので嫌がる子が多いようです。奥歯から順番に磨くと抵抗が少ないかもしれません)
《年齢別の仕上げ磨きのポイント》
⚫︎1〜2歳
「上の前歯」に注意して磨きます。この時上唇小帯に歯ブラシが当たると痛がります。指で優しくスジをガードし磨くようにします。
⚫︎2〜3歳
「奥歯」に注意して磨きます。生えてくる奥歯は溝が深いため磨き残しが多くなり虫歯になりやすくなります。
⚫︎6歳前後
「6歳臼歯」に注意して磨きます。生えたての永久歯は柔らかく、虫歯になりやすいです。乳歯のように生え変わるわけではないので、この年齢では特に注意してブラッシングをします。
◎全年齢で「デンタルフロス(糸ようじ)」と「フッ素」の使用をおすすめします。
歯ブラシだけではどんなに上手に磨いても60%しか汚れは落とせません。歯と歯の間に汚れが残ってしまいます。
これを除去できるのがデンタルフロスです。
それに加えて「フッ素」を使うことが歯を強くする上で効果的です。
お子様が一生使う永久歯を守りましょう!
岩永歯科医院では、年齢・個別のお口の中の状況に合わせた予防法をお伝えしています。お気軽にご相談下さい。
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