• MFT療法(口腔筋機能療法)

    こんにちは。歯科衛生士の奥住です。

    矯正治療のイメージとして、歯の表面にブラケットという装置を付けて、ワイヤーを通し、約1ヶ月に1度調整し、2,3年して終了というものがあると思います。

    しかし、幼児期や学童期では装置を付ける前に可能な限り、習癖を除去したり、口腔周囲筋の機能訓練をすることによって、歯並びやかみ合わせを改善できる場合があります。

    これを、MFT療法(口腔筋機能療法)と呼びます。

     

    歯並びが悪くなる原因は

    ・口呼吸・指しゃぶり・舌癖   など

    小児期にみられる癖が影響しているといわれています。

     

    歯並びが悪いとこんなことになります。

    ○虫歯や歯ぐきの病気になりやすい

    ○物を噛みにくい

    ○正しくはっきりとした発音がしづらい

    ○顔が歪んで成長してしまう

    ○心理的な影響を与える

    ○肩こり頭痛の原因になる

     

    このように、歯並びの悪さが体全体に影響を与え、

    ストレスや原因不明の病を引き起こすこともあるのです。

     

    MFT(口腔筋機能療法)に用いる装置の1例をご紹介します。(以下のマウスピースで必ずしもすべてが理想的にいくものではありません、特に患者様のご協力が必要となります。また、症例によっては適さないこともございます。)

     

    ・トレーナー

    5歳から永久歯が生えそろう頃までに使用できる矯正装置で

    ・上顎前突(出っ歯)

    ・過蓋咬合(かみ合わせが深すぎる)

    ・開咬(前歯がかみ合わない)

    ・叢生(歯が重なりあっている)

    の治療に用います。

    かみ合わせや舌の位置を誘導しながら、同時に鼻呼吸のトレーニングもできるようになっています。

    歯並びだけでなく、正常な嚥下(食べ物ののみこみ)やいびき防止の効果もあります。

    日中1時間以上と就寝中に装着します。

     

    ・小児用マウスピース

    3歳頃から始める事のできる矯正装置で

    反対咬合の治療に用います。

    「歯並びを治す」というよりも、「子供の顎の成長を利用してかみ合わせを正常なものにしようとさせる」という目的で使用します。

    基本的には就寝中に装着します。

     

    いつが矯正治療のタイミング?

    まずは永久歯が生えそろう前にできる矯正治療を行い、改善効果が薄いと感じられれば通常の一般矯正を行う。

    といった流れが理想的だと思います。

     

    お子様の歯並びが心配だなと感じましたら、ぜひご相談下さい。

     

  • 予防歯科

    こんにちは 歯科助手の三浦です。

    元号が令和にかわり 早2ヶ月。
    今日まで時代とともに医学は目覚ましく進歩してきました。

    しかしながら、癌に代表されているように、現代の医学をもってしても、
    完全には解決できない病気が多く存在するのも事実です。

     

    そこで注目されてきたのが
    “治療医学” に対しての “予防医学”

    即ち治療が必要な状態になる前に
    病気に対する予防の知識を勉強し
    日常生活の中で常に健康を考え、
    工夫する習慣をつけることです。

    とくに むし歯と歯周病に関しては
    100回の治療よりも1回の予防が勝る
    などといわれるほど、
    日ごろのメンテナンスによって
    多くを未然に防ぐことができます。

    逆に言いかえれば、いかに高価な材料を使い、完璧な治療をおこなっても
    定期的な検査と丁寧な歯磨きなくしては良い状態は保てないのです。

     

    “治療医学” から “予防医学” の時代へ

    当院でも予防歯科への取り組みを積極的に行い、推進しています。

    予防のために定期的に長く通える
    “かかりつけ”の歯科をお探しの方、
    どうぞ岩永歯科にご相談ください。

    ご来院をお待ちしております!

     

  • 歯並びで顔つきが変わる!?

    歯科助手の三浦です。

     

    きれいな歯並びって憧れますよね。

     

    歯並びが整っているかどうかの目安となる「ライン」があるのをご存じですか?

     

    代表的なものが、下の図

    顔を真横から見て鼻先とあごの先を結んだ線であるEライン(エステティック・ライン)です。

     

    日本人の場合、
    Eラインの線上か少し内側に唇があるのが美しいとされています。

     

    ところが 上や下の歯が前に出ていると、
    横から顔を見たときに
    Eラインより唇が外に出てしまうケースがあります。

     

    矯正歯科治療をすることで、そうした唇の位置をEラインに近づけることができ

    口もとがすっきりして見えるのです。

     

    同じように正面から見て口を閉じたとき
    唇の下に梅干しのようなシワが寄ることがありますが、
    これらも矯正歯科治療で歯を後ろに下げることによって少なくなります。

     

    キレイな歯並びを獲得し、
    笑顔に自信が持てるようになると、
    自然と表情が明るくなります。

     

    矯正歯科治療をして「顔つきが変わる」と言われるのは

    見た目の変化だけでなく、

    精神面による変化もおおいに影響しているといえますね。

     

    当医院では毎月 矯正歯科医による無料相談を実施しています。

    ご興味のある方は 一度相談にいらしてみてください。

     

     

  • 再石灰化で歯を強くしたい方へ

    こんにちは!

    歯科助手の三浦です。

     

    今回は
    ・よく虫歯になってしまう
    ・初期虫歯が多い

    そんな方におすすめの歯磨き粉を
    ご紹介させていただきます。

     

    むし歯になってしまうのは、
    単純に

    歯磨きが不十分であったり
    磨き方が良くない

    という理由だけでなく

    なかには体質的に虫歯になりやすい
    という方がいるのも事実です。

     

    そのような「歯を強くしたい方」に
    ぜひ使っていただきたい歯磨き粉です。


    ⚫クリンプロ歯みがきペースト

    歯を強くする、フッ素と
    歯を修復する、ミネラル

    これらを同時配合!により
    再石灰化を促進します。

    再石灰化がきちんと行われていると
    むし歯になりにくくなります。

     

    いわゆる 『歯科専用』の歯磨き粉
    (当医院のメンテナンス時にも使用しています!)を
    『セルフケア用』に開発したものです。

     

    歯科医院での定期的なプロケアに加え
    ご自宅での日常的なセルフケア

    この両立で、
    むし歯予防の効果が高まります。

    フッ素が1450ppmと高濃度なのも嬉しいポイントです。

     

    歯磨き粉はご自身で選ぶのもよいですが
    歯科医院でお口の状態を診てもらい、
    その状態にあった歯磨き粉を教えてもらうことが一番です。

     

    お口の状態は年齢とともに変わります。

    正しい予防のためにも定期的に歯科を受診しましょう。

     

  • “お口ポカン”としていませんか?

    こんにちは 歯科衛生士のおくずみです。

    はじめに私事ですが、2017年10月より長期のお休みを頂いておりましたが

    今年5月から復帰する事となりました。

    患者さまのお口の健康の手助けが出来るよう日々勉強して参ります。

    今後ともよろしくお願い致します。

     

    話は変わりますが、、、

    お子さまがテレビを見ている時、寝ている時、何かに集中している時、気がつくとお口がポカンと開いていませんか?

    お口ポカン

    お口がポカンと開いてしまう主な原因は

    “口呼吸”です。

     

    ○お口が開いているとお口が乾燥し、色んなトラブルの原因になります。

    ・前歯の虫歯が増える。

    ・歯周病菌が増えて歯茎が腫れやすくなる。

    ・お茶などの着色(ステイン)が歯に着いて取れにくくなる。

    ○健康に関わるとっても重要なことが挙げられます。

    ・歯並びや噛み合わせが悪くなる。

    ・風邪を引きやすく、病気になりやすい体になる。

    ・笑っているのに、笑顔が暗い表情になる。

    ・スポーツで力が発揮できなくなる。

    ・睡眠時無呼吸症候群と関係も。

     

    唇にしまりがない、出っ歯である、口を開けて眠る、鼻がつまりやすい、猫背である…

     

    こうした癖や症状は成長期の子供の頃に治すのがベストです。

     

    “鼻呼吸”ができていると、歯並びが良くなり集中力がUPし勉強が得意になったり、運動能力が上がります。

     

    “お口ポカン”のお子さまが100%口呼吸という訳ではないですが、口呼吸しているケースが非常に多いです。

     

    お子さまの“お口ポカン”が気になったらあまり遅くならないうちに一度歯科に相談してみませんか?

     

  • 知覚過敏について

    衛生士のいのまたです。

    突然ですが、、、、

    知覚過敏が現れたと思ったら、

    いつの間にか治ってるという経験は

    ありますか?!

    唾液の中にはミネラルが含まれていて

    歯をきちんと磨いていれば歯の表面から

    ミネラルを吸収するため

    再石灰化が進み、しみにくくなるという

    自然治癒力があります!

    しかし、歯の表面に歯垢が付着した状態になっていると

    唾液中のミネラルがエナメル質に付着したくても

    歯垢にブロックされてしまい、

    付着することができません。

    さらには歯垢の中にいる細菌が酸を放出するため

    エナメル質が溶け出て、

    知覚過敏が進行する恐れがあります。

    再石灰化を妨げると同時に

    知覚過敏を進行させてしまうのです。

     

    歯ブラシを頑張って自然治癒力で

    治ることがベストなのですが、、

    清掃状態が良く、キレイな状態なのに

    知覚過敏がなかなか治らない場合も

    中にはあります。

    それは、

    歯ぎしりやくいしばりが原因の可能性が

    高いです!

    当院では、

    夜寝るときにつけて頂くナイトガードや

    しみ止めの塗布、知覚過敏用の歯磨き粉 など、

    その方にあった治療を提案させて頂きます。

    歯ぎしりやくいしばりは

    なかなか治すことが難しいため、

    その後も定期的なチェックに来院していただき

    持続的に診ていく必要があります。

    ぜひ、ご相談ください!

    IMG_4041.jpeg

  • 歯磨きを習慣化させるには

    歯科衛生士のはらだです。

    今回は、習慣化についてお話します。

    定期検診の際に、患者さんからお聞きすることが多いのは、

    ・歯ブラシをせずに寝てしまいました

    ・歯間ブラシ又は、糸ようじは中々できませんでした

    と、何かをはじめることが出来なかったと相談されることです。

    とてもよく分かります、私も糸ようじを毎日しようと思っても中々続きません。

    そこで「小さな習慣」

    という本を読んでみました。

    まず何かを始め、習慣にするということは、とても労力のいることであり、先の事を考え(疲れているのに歯磨きをしなくてはいけないのか、眠いのに糸ようじまでするなんて大変だなど)、その1歩が踏み出せなくなるそうです。

    そして、モチベーションを上げたところで、最初だけ!で中々続かないそうです。

    私も経験があります。

    スタイルを良くしたいから、ランニングを毎日しよう!とモチベーションをあげ、何日かは続き、いつの間にかブームは終わってしまう、をよく繰り返します。

    原因は、モチベーションのみに頼っていたため、続くことが出来ませんでした。

    では、何に頼ったら習慣化させることができるかというと

    小さな小さな目標を立てる、そして、それを淡々とこなす、がポイントだそうです。

    私は、そのポイントをランニングに置き換えて、

    「ランニングウェアをきて外に出る」

    という小さく簡単な目標に変えてみました。

    今までは、走るのはやだな、20分は時間がかかるし家事もしないといけないし、と憂鬱な気分でした。

    しかし、小さな目標にすることで、とりあえず服を着替えて、外に出るだけだ!と気楽な気持ちで外に出ることが出来ました。

    そこの1歩さえ出てしまえば、あとは気ままに何キロでも走れますし、気分も乗ってきて20分以上走る日もあります。

    大事なことは、その1歩を出せるかどうかにかかっています。

    ついでに、何年か前から続けていた「年に1度はマラソン大会にエントリーする」という目標も思い出し、久しぶりにエントリーしました。ここ2年エントリーしてなかったので、また続けていこう!とプラスの作用も産まれました。

    話を戻して、歯ブラシや糸ようじ、歯間ブラシも同じように考えてみてください。

    例えば、

    ・糸ようじで、この隙間1箇所だけ通そう

    ・歯間ブラシで、前歯の真ん中だけ通そう

    ・寝る前にベットに行きそうな時は、歯ブラシだけ咥えておしまい

    ・歯ブラシに歯磨き粉をつけるだけ

    など、最初の1歩を踏み出せそうな小さな目標を立ててみてください。

    それが続くと、脳の抵抗もなくなり、やがて何も考えずにできる=習慣化となるそうです。

    (何かを習慣化しようとすると、脳が楽な方へ戻ろうと抵抗するそうです。それはモチベーションだけでは続けられるはずがないですね。)

    みなさま、歯ブラシ以外でも何かの習慣化をしたい時に、小さな小さな小さな目標をまず立ててみる、を参考にしてみて下さい。

     

  • 日本と他国の歯科定期受診率

    こんにちは 歯科助手の三浦です。

    こちらをお読みの皆さんの中で、歯科を定期的に受診しているという方

    …どれくらいいらっしゃるでしょうか。

     

    世界で一番予防が進んでいるスウェーデンでは、歯科の定期受診率は大人で80〜90%、子供では100%です。またアメリカでも70%と高い受診率です。

    このように他の先進諸国では人々の歯に対する関心が高いのに比べ、日本では驚くことに定期受診率はたったの約6%!

    これでは虫歯や歯周病が悪化しても仕方ありません…

     

    アメリカでは歯科の治療費が高いため、歯が悪くなる前に予防しようとする人が多い、といわれています。
    また、歯が汚い人は生活態度が悪いとみなされ、第一印象も悪くなるため、総じて国民の歯のメンテナンスに対する意識が高いようです。

    一方、スウェーデンなどの寒い地方では、冬の間は各家庭で作られた硬い保存食を食べなければならず、歯が悪くなることは生命の危機に直結していることもあり、昔から歯を大事にする習慣が根付いているそうです。

     

    日本人の歯への関心度は、残念ながら他国に比べて非常に低いのが実情です。

    これだけメンテナンスの受診率が低いと、70歳時点においての歯の残存数にも当然大きな差が出てきます。

    生涯を通してご自分の歯で過ごせるかどうかは、メンテナンスの質と回数にかかってきます!
    年齢を重ねたら入れ歯になるのが当たり前などという先進国は日本だけです!

     

    半年以上歯科にかかっていないという方

    是非、お口の中をチェックしにいらしてください。

     

  • 口腔内乾燥

    こんにちは。

    歯科衛生士のいのまたです。

    今日は口腔乾燥についてお話します!

    お口が乾燥していていると・・・

    ★むし歯になりやすくなる

    ★歯周病になりやすくなる

    ★口臭がする

    ★着色しやすくなる

    ★口内炎ができやすくなる

    ★入れ歯が外れやすくなる

    ★喋りにくくなる

    ★食べにくくなる

    ★味を感じにくくなる

    ★風邪をひきやすくなる

    などなど・・・

    いいことは一つもありません。

    では、どうしたらお口の乾燥を防ぐことができるでしょうか。

     

    水分補給する以外にも、日常生活のなかで気を付けるだけでお口の乾燥を防ぐことができます!

    それは、、、

    1. こまめな水分補給
    2. よく噛む
    3. 唾液腺マッサージ
    4. ストレス発散

    この4つです!

    ストレスが溜まっていると、十分に副交感神経が働かず唾液の分泌が妨げられることがあります

    しっかりと休息をとり、ストレスをためないことも大切です!

    唾液腺マッサージについては来院時

    ご相談ください。

     

  • 大人の虫歯

    こんにちは 歯科衛生士のいのまたです。

    今回は大人の虫歯についてお話ししたいと思います。

    実は、虫歯には大人虫歯というものがあります

     

    大人むし歯とは・・・??

    読んで字の如く

    お・と・な

    がなってしまう、むし歯の事です

    これには様々な原因があります

     

    再発むし歯

    以前治療をした歯が、時間が経つにつれ

    詰め物と自分の歯に隙間ができ

    プラーク(歯垢)が溜まって起こるむし歯

     

    根元むし歯

    歯茎が衰えて下がってしまった根元のところに

    プラーク(歯垢)が溜まって起こるむし歯

     

     

     

    大人になって起こるむし歯は

    厄介なことに痛みを感じにくく、

    日々忙しくて放置してしまう事が多いです。

    悪化してしまうと、

    最悪の場合は歯を失ってしまうこともあります。

     

    では、そうならない為にはどうしたらよいのか、、、

     

    大人むし歯の予防、

    歯を失わないためにできることは

     

    歯科で定期健診を受け、早期発見

    ブラシの指導を受けて、プラーク(歯垢)を残さない

    フッ素入りの歯みがき粉を選んでみる

     

    むし歯の環境をつくらないことが大切です!

    まずはお試しに

    フッ素入りの歯みがき粉を使ってみてください!

    当院でも歯磨き粉を何種類かご用意しております!

    ご相談ください!

  • お口の体操で肺炎予防を

    岩永歯科医院、歯科衛生士の原田です。

    今日は、高齢者に多い誤嚥性肺炎の予防についてお話します。

     

    ご自身や、介護されている方が

     

    ・食事が飲み込みにくくなった

    ・食事中、疲れて最後まで食べきれない

    ・食事中にむせ込む、唾液でむせ込む

     

    といったことはないでしょうか?

     

     

    これらの症状は、「嚥下障害」といい、

    口の中のものを飲み込んで胃に送る、すなわち、飲み込む動作が上手くできない状態のことを言います。

     

    原因は、

    ●器質的原因

    ●心理的原因

    その中でも今日は、

    ●機能的原因

    について詳しくお話します。

    器官の構造そのものには問題がなく、それらを動かす筋肉や神経に問題があって嚥下機能が衰えるケースです。

    加齢や寝たきり、病気により咀嚼や嚥下に必要な筋力が衰えるのも、機能的原因の一つです。

    筋力が低下すると飲み込むときに気道を閉じることができなくなり、食べ物が気管に入りやすくなります。

    この弱ってしまった筋肉を鍛えてあげることで誤嚥性肺炎の予防や再発防止に繋がります。

     

     

    この筋トレのようなことを、

    「間接的機能訓練」

    といい、
    食べ物を使わない舌や口のトレーニングで、咀嚼と嚥下の機能を回復させます。

     

    ご自身でやったり介護者にやってもらったりすることで、お口の周りの筋肉を鍛え、飲み込む力を強くします。

     

    様々な訓練方法がありますが、その中から少し例をあげますとこのようにお口を動かし、舌先の筋肉を動かしたり、

    このようにお顔全体を動かしたり、肩を動かしたりと、様々です。

    これらを行うことにより、予防に繋がっていきます。

     

    私は以前、病院に勤務して肺炎患者さんの口腔ケアを行っていました。

    肺炎を繰り返してしまう方には、言語聴覚士さんとリハビリに入ることも多くありました。

    その中で感じたのは、

    ・口腔ケアでお口の中の細菌を減らす

    ・再発防止のため、その方のお口の周りの筋肉を増やす

    この2つが、誤嚥性肺炎の予防や再発防止に繋がるのだと実感しました。

     

    自身の経験を、検診や往診の際に活かし、予防のお伝いができたらと思っております。

     

  • 歯ブラシの交換

    歯科衛生士の猪又です。

    今回は歯ブラシの交換時期についてお話ししたいと思います。

    突然ですが、今使っている歯ブラシはいつから使い続けていますか???

    歯ブラシは毛が開いてから交換するという方も多いのではないでしょうか?

    しかし歯ブラシは目には何も問題がないように見えても、目には見えない細菌がたくさん繁殖しているため、

    一ヶ月〜一ヶ月半に一度は交換をしないと様々なデメリットがあります。

     

    ①清掃効果が6割程度に落ちる

    毛先が大幅に広がっていなくても、少し開いただけで清掃効果が6割程度に落ちてしまうというデータがでています。

    完全にボロボロになるまで使い続けるのではなく、一ヶ月〜一ヶ月半を目安に交換しましょう。

     

    ②歯や歯茎を傷める

    使い古して先が広がってしまった歯ブラシは弾力性が失われています。

    毛先が広がった歯ブラシを使用すると必要以上に力を入れてしまい、歯や歯茎を傷つけてしまいます。

     

    ③虫歯や歯周病の原因になる

    清掃効果が落ち、雑菌や細菌の温床になっている歯ブラシを使い続けていると、どんなに丁寧にブラッシングしていても汚れが落ち切らず、虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。

     

    是非この機会に歯ブラシの交換期を見直してみてください。

    また当院ではその方にあった歯ブラシや歯磨き粉などをお選びします。

    お気軽にご相談ください!

     

     

  • 口腔内の乾燥対策

    歯科助手の三浦です。

    まもなく桜の開花、毎年のことながら
    やはり、楽しみですね!(^o^)🌸

    ところで皆さん、暖かくなると「あ〜これで乾燥ケアをしなくて済むわ♪」と、
    安心してしまってはいませんか?

    じつは、
    空気が最も乾燥するのは、春なのです!
    油断はできません。

    冬に湿度が低くなるのは当然ですが、春は冬の低湿度のまま気温が上がるので、いっそうの乾燥対策が必要なのです。

    冬は当たり前のこととして乾燥ケアをしている方でも、暖かくなると湿度までも上がった気分になり、つい乾燥対策を疎かにしてしまいがちです。
    継続してしっかり乾燥対策をしていきましょう!

     

    ところで…
    お口の中の乾燥、どうしてますか?

    お肌の乾燥には保湿クリーム、唇が乾燥した時にはリップクリーム、これらを塗って対応しているかと思いますが、

    さて お口の中は…??

     

    ということで、

    ここからは口腔内の乾燥とその対策について、お話していきます。

     

    まず、
    口が乾く原因は何か。

    人は唾液の分泌量が減ると、「慢性的に口が乾いている」と感じます。
    唾液分泌が減る原因は、おもに次の5つです。

    ・加齢による、唾液腺の機能低下

    ・糖尿病や腎疾患など、病気にともなう症状

    ・薬や放射線治療などの副作用

    ・喫煙や飲酒などの生活習慣

    ・就寝時の口呼吸

    複数の要因が重なって起こることも多く、とくに病気が原因だと重症化するケースもあります。

    年齢を重ねるほど口の乾きに悩んでいる方は増え、60代から急増します。
    「要介護」の方にはとても多く、病気で口からものを食べられなくなったり、話しをしなくなり、口を動かさなくなってくると乾きやすくなってきます。

     

    次に、
    口の乾きを放置しておくとどうなるか。

    「口が乾いている=唾液が減る」状態が続くと、口臭が強くなったり、菌やウイルスが増殖しやすくなります。虫歯になりやすくなったり、風邪やインフルエンザにもかかりやすくなります。

    唾液には自浄作用があるからです。口内の衛生を保つためにも症状が軽いうちから対策しておくといいと思います。

    とくに介護度の高い方などは、そのまま放置すると、口内の細菌が増殖し、誤嚥性肺炎のリスクが高まります。肺炎は日本人の死因3位ですが、その9割は誤嚥性肺炎が占めるとも言われています。介助する方がしっかり口腔ケアをしてあげられるといいですね(^ ^)

     

    最後に、
    口腔内の乾燥対策!

    口腔内の保湿を助ける目的として、保湿スプレー、保湿ジェル、マウスウオッシュがあります。

    ジェルタイプのものは 粘度が高く違和感を感じてしまうという方もいます。はじめは、使いやすいスプレータイプのものを試してみるといいと思います。(当医院にもご用意しています。お口の乾燥が気になる方はお声がけ下さい。)

    そのほかの対策として、日常生活で口を使うように意識することも大事です。
    よくかんで食べる、話をする、口のまわりをマッサージするなど、口に刺激を与えることで唾液の分泌が促されます。
    毎日続けることが大事ですね。(^ ^)

     

  • 虫歯の原因について

    はじめまして!

    岩永歯科医院 歯科衛生士の猪又です。

    2月より、新しく入りました。

    歯科衛生士3年目になりましたが、更なる技術や知識の向上の為、先生や先輩方からご指導のもと、日々勉強しております。

    患者様のお口の健康の手助けを出来るよう、頑張って参ります。

    よろしくお願い致します。

    さて、ここからは虫歯についてお話ししたいと思います。

    皆さんは歯磨きをしているのに虫歯になってしまうのは何故だろうと思うことはありませんか?

    虫歯は感染症ではありますが、発症には様々な原因があります。

    その主な原因として4つあげられます。

    代表的な図がこちらです。

    ①細菌

    虫歯菌の数によって虫歯になりやすさが変わります。

    歯垢の中にはたくさんの細菌がいます。

    これらは歯磨きによって落とすことができます。

    ②歯の質

    人それぞれではありますが、歯並びや歯の強さにより虫歯になりやすさが変わってきます。

    ③糖質

    虫歯菌は糖質を餌にして酸を出し歯を溶かしていきます。

    一回の糖の摂取量ではなく、摂取する回数が多いとより、虫歯との関係が深いとされています。

    ④時間

    虫歯菌によって出された酸に歯を長い時間さらされることにより虫歯になるリスクは上がります。

     

    虫歯はこの4つの原因により起こるとされています。

    ただ歯ブラシをすればいいだけでなく、食習慣や生活習慣にも大きな関わりがあるということです!

    これを機にご自身の習慣を見直してみてください☆

    患者様一人ひとりに合った虫歯予防を一緒に考えていきたいと思います!

    ぜひ、定期検診でお待ちしております。

  • 歯磨きで肺炎予防を!

    岩永歯科医院 歯科衛生士のはらだです。

     

    今回は、肺炎についてお話させて頂きます。

     

    日本人に多い死因として、がん、心筋梗塞(虚血性心疾患)、脳卒中(脳血管疾患)に次いで、

    肺炎・気管支炎が挙げられます。

     

    高齢者の肺炎は、口の中の細菌などが誤って肺に入って発症する

    「誤嚥性肺炎」

    の割合が高いと言われ、脳血管障害が多いこととも大いに関連しています。

     

    誤嚥性肺炎の予防として、お口の中を清潔に保っておくことが重要になってきます。

     

     

    このように、口腔ケア(歯磨き)を行っていた場合と、いなかった場合では、

    ・発熱発生者数

    ・肺炎発症者数

    ・肺炎による死亡者数

    どれも、口腔ケアを行っていた方の方の発症率が低くなっています。

     

    また、飲み込む筋肉の低下によっても、誤嚥し、肺炎となってしまう場合もあります。

     

    それには、お口の体操や、舌の体操、発声練習などの訓練で筋力低下を緩やかにし、誤嚥を予防することも可能です。

    筋トレと同じで、飲み込む筋肉も落ちないようにすることが大切です。

     

    その方にあった、体操がありますので、最近ちょっとむせるのが多くなったな、飲み込むのに時間がかかるなという方は、定期検診の際ご相談ください(^O^)

     

    口腔ケアや、お口の体操などを通して、生活の向上や肺炎予防のお役に立てるよう日々勉強してまいります。

     

     

  • がんとお口の中との関係性

    お久しぶりです、歯科衛生士のはらだです。

    年末年始が過ぎ、気づけばあっという間に2月も終わりに近づいてきましたね。

    花粉症の時期であり、私も鼻がムズムズしてきました(><)

     

    さて、今回は「がんとお口の中との関係性」です。

    先日、院内でちょっとした勉強会をさせていただきました。

     

    「周術期口腔機能管理」

     

    というもので、がんの治療前後にお口の中の環境を、歯科で管理させて頂くことです。(他にも、心臓の手術や新たに、脳外科手術、整形外科の全身麻酔の手術に対しても行うようになってきています。)

     

    がん治療と、お口の中

     

    と言うと、関わりがなさそう!とお思いの方が多いと思います。

    しかし、がん治療の有害事象(副作用)として、お口の中に、こんな症状が現れる場合があります。

    ・口腔粘膜炎(口内炎のようなもの)

    ・口腔乾燥

    ・それに伴う汚れの増悪

    ・手術部位の感染

    ・術後肺炎

    など

     

    これらになってしまうと、本来のがん治療を中断し、これらの治療になってしまったり、栄養がとりにくくなり治癒能力も低下してしまうことがあります。

     

    こうならない為に、私たち歯科も医科と連携し、本来のがん治療を遂行できるよう、予防・早期発見し重篤化しないようお手伝いをしていくのが目的です。

    当医院でも、治療前後のお口の中の管理をお手伝いできたらと予定しております。

     

     

  • フッ素濃度について

    受付 兼 助手の 三浦です。

    朝夕の冷え込みが身にしみる季節です。寒さ対策に風邪予防、そして虫歯予防!万全でしょうか。

     

    むし歯予防に有効な方法の1つとして、フッ素の活用があります。

    フッ素には

    ○歯垢の細菌の活動を抑え、虫歯の原因となる酸が作られるのを抑制する

    ○歯質を強化する

    など、むし歯の発生・進行を防ぐ作用があります。

     

    また、フッ素の活用により、虫歯の一歩手前である「初期ムシ歯」を健康な状態に戻す “再石灰化” を促進できることがわかっています。

     

    現在、日本で販売されているハミガキ剤の90%以上にはフッ素が配合されていますが

    その濃度について
    気にされたことはありますか?

     

    欧米では、

    フッ素濃度1000ppm〜1500ppmのハミガキ剤が一般的であるなか、

    日本においては、上限が1000ppmに設定されていました。

    それが今年3月、厚生労働省によって上限が国際基準(ISO)の1500ppmまで引き上げられたのです!

     

    これを受け、日本でも

    1000ppm〜1500ppmの高濃度フッ素配合のハミガキ剤が発売され始めました。

    先日 近所の薬局を何軒かみてみましたが、高濃度フッ素配合のハミガキ剤は全体的にまだ数少ない印象をうけました。

    今後徐々に増えてきそうですね。

     

    そして当院でも、
    もちろんご用意しております!

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    『チェックアップ ルートケア』

    フッ素濃度 1450ppmです!

     

    このハミガキ剤の特徴は、

    ①歯ぐきが下がり露出した根元の象牙質をコーティングしてくれる(知覚過敏予防)

    ②ジェルタイプの歯磨き剤なので泡立ちが少なく、フッ素などの有効成分を長く歯に留められる    です。

     

    このほかにも、お口の中の症状や目的に合わせた色々な種類の歯磨き剤をご用意していますので、どれがいいのか迷われた方は、是非ご相談ください。

     

  • 自分に合った歯ブラシとは

    岩永歯科医院の歯科衛生士はらだです。

    気づけばもう12月、今年もあと1ヶ月ですね。

    富士山も雪が降り積もってきました。

     

    そろそろ、忘年会シーズンに入り、夜の歯磨きも忘れがちになるかもしれませんね。

    今年のよごれ(歯石・着色)は、今年のうちに。スッキリしたお口で新年を迎えるのはどうでしょうか。

     

    今回は、こないだもお話した歯周病予防で大切な

    ①毎日の歯磨き

    ②定期的な歯のクリーニング

     

    の、①について詳しくお話さてせいただきます。

     

    毎日の歯磨きは、1回何分くらいされてますか?

    大体2~3分、多い方だと10分~20分やられてる方もいらっしゃいます。

     

    この歯磨きで重要なことは、こべりついた汚れをしっかり落とすこと、につきます。

    よくご質問されるのは、長い時間やらなくてはいけないんでしょ?と、悲しい顔をされます。

    安心してください!そんなことはありません!

     

    大切なのは、

    ・ポイント磨き

    ・その人に合った歯ブラシ   です。

     

    これさえ間違わなければ、短時間でしっかり汚れは落ちていきます。

    もし、歯ブラシが合っていなかったとしたら、同じ3分でも、汚れの落ちる量はかなり変わってきます。

     

    では、自分に合った歯磨きとは?

     

    それは、その方の歯ぐきの状態であったり、歯の列、年齢、生活習慣などの様々な状態によってかわってきます。

    薬局に行くと、何十種類の歯ブラシがあって迷われたことがあるかもしれません。

     

    それは、その方に合った歯ブラシが人それぞれであるから、商品も様々な形ででているのです。

     

    これを読むと、ご自身ではどの歯ブラシがあっているか不安になる方もいらっしゃるかもしれません。

     

    当医院では歯のクリーニングの際、

    レントゲンをみたり、歯ぐきの検査、生活習慣、今の歯のお悩みなどをみさせていただき、その方に合った歯ブラシを提案しております。

    もちろん、いつもお使いになられている歯ブラシをお持ちになっていただければ、今のお口の中の状態に適しているかもみさせていただきます。

    一本のお値段も薬局で販売しているものと大差はありません。

     

    それでしたら、

    歯周病予防+時間短縮できる

    というメリットから、合った歯ブラシをお使いになることが毎日のケアの手助けになるのではないか

    と、希望される方には歯ブラシの処方をさせていただいてます。

    1例ですが、このように歯ブラシの毛先の形や、持ち手、歯ブラシのヘッドの長さと、様々な形の歯ブラシが存在します。

     

    それを私達、歯科医師・歯科衛生士が

    その方に合った歯ブラシを処方させていただいてます。

     

    ぜひ、1度歯ブラシチェックを兼ねて、歯のクリーニングへお越しください。

    本格的な寒さに向かう時節、風邪など召されませぬようご自愛ください。

  • パートナーは大丈夫?歯周病菌は感染します♠

    こんにちは、院長の岩永です。

    検診のため来院される方で、「虫歯はありませんが、歯周病があります」とお伝えしても、「よかった虫歯がなくて」と安堵される方が結構多いです。「いやいや歯周病を放置すると将来もっと困りますよ」とお伝えしても、やはり先のことなのでよっぽど考えている方でないとその場しのぎになってしまいます。

    さてどうしようか?考えた結果….よしこれだ!!

    位相差顕微鏡 - PerioCam-J                                                                                 タカラテレシステム(株)から引用

    位相差顕微鏡を購入いたしました。

    歯周病の患者の歯垢を採取し、顕微鏡を覗くと様々な細菌が見えます。口腔内には300種類以上の細菌が住んでいますが、その中の20種類は歯周病に関係のある菌です。中でもスピロヘータというかなり悪い菌が存在します。

    スピロヘータ感染で発症する病気には、梅毒、回帰熱、歯周病などがあります。顕微鏡で見ると細長く、回転運動やくねらせる動きをしています。(かなり気持ち悪いです)感染経路としては、不衛生な環境から感染することが多いです。パートナーの方が重度の歯周病だと、スピロヘータを相手にも感染させてしまう可能性があります。よく磨かけている方でも、なかなか症状が治まらない場合

    もしかしたら、感染経路がどこかにあるのかもしれないことを疑ってください。

    治療法としては、ブラッシング、含嗽剤ですが改善が見られない場合(スピロヘータが多い)は抗生物質や抗真菌剤が必要になってきます。先のことを考えて、お早めに治療をすることをお勧めいたします。

  • お口の中の菌ってみれるの?!

    はじめまして、岩永歯科医院 歯科衛生士の原田です。

    9月より、新しく入りました。歯科衛生士歴10年目となりましたが、まだまだ勉強途中、皆様のお口の中の相談相手となれるよう頑張って参ります。よろしくお願い致します。

    さて、みなさんはご自分のお口の中に、菌がいることはご存じでしょうか?

    ご飯を食べた後に歯についている食べかす(プラーク)を顕微鏡で覗くと…

    astamuse引用

    !!!驚きです!!!

    このように、カビや菌が潜んでいるのです。

    このカビや菌を減らすことで、歯周病の予防や進行を遅くすることができるのです。

    その方法は、

    ①毎日の歯磨き

    ②定期的な検診(ご自身では気づかない汚れや歯石をお取りします)

    この2つがとても重要になってきます。

    先生や歯科衛生士に「よく磨いてくださいね」と言われても、実際の目では確認出来ない菌ですので、どんな状態かわかりにくいですよね。

    この顕微鏡で確認すれば、どんな菌がいるかがわかり、歯磨きにも更に力が入るのではないでしょうか?

    菌をみてみたい!と思われた方。

    ついに!!

    当医院でもこの位相差顕微鏡を導入致しました!

    是非いらしてお口の中の菌をチェックしてみてください。

    というものの、自分の菌をみるのはちょっと怖い気もしますよね…もし、歯周病菌がいたらいやだな…と

    でも大丈夫です!

     

    歯周病菌を減らす歯磨きの仕方や、歯磨きでは取れない歯石を専用の機械でお取りし、どんどん菌を減らしていけるようサポートしていきます。

    いつまでも、今のある歯を維持し、美味しいものを食べられるようお手伝いさせて頂きます。

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